“是~的”構文(是的構文)は、すでに起きたことについて、「いつ・どこで・どうやって」などを強調して言うときの文の形です。中国語の文法でよく出てくるけど、あまりピンとこなかったりするのが、この是的構文です。
なお、「是的(shì de)」だけを単独で言うと、「はい、そうです」「その通りです」という返事になります。返事の言い方は、中国語の「はい」「いいえ」の記事で紹介しています。
今回は、是的構文とは何なのか、具体的な使い方と合わせて説明します。
“是~的”(shì~de)構文とは
“是~的”構文とは、ある動作・行為がすでに行われたということを、話す人・聞く人の双方がわかっている前提で、その動作・行為が「いつ(時間)、どこで(場所)、どうやって(方法)、何のために(目的)、なぜ(理由)、誰(動作主)が行ったのか」について、特に強調して述べる文のことです。
文の作り方としては、その強調したい箇所を“是”と“的”で挟み込みます。
例えば、李さんという人が日本に来たということを知っていて、そのうえで「李さんはいつ来たの?」と「いつ」を特に強調して聞きたかったり、「どこから?」「どうやって?」「なんで?」などを聞きたい場合は、以下のようになります。
他是什么时候来的?
Tā shì shénme shíhou lái de?
訳:彼はいつ来たの?
他是从哪里来的?
Tā shì cóng nǎli lái de?
訳:彼はどこから来たの?
他是用什么方法来的?
Tā shì yòng shénme fāngfǎ lái de?
訳:彼はどんな方法で来たの?
他是为什么来的?
Tā shì wèishénme lái de?
訳:彼はなぜ来たの?
来たのは知ってるんだけど、そこからさらに掘り下げているようなイメージですね。
例えば、中国に赴任したばかりのころには、こんなやりとりがよくあります。
A:你是什么时候来上海的?
Nǐ shì shénme shíhou lái Shànghǎi de?
訳:いつ上海に来たんですか?
B:我是上个月来的。
Wǒ shì shàng ge yuè lái de.
訳:先月来ました。
A:你是一个人来的吗?
Nǐ shì yí ge rén lái de ma?
訳:一人で来たんですか?
B:不是,我是跟家人一起来的。
Bú shì, wǒ shì gēn jiārén yìqǐ lái de.
訳:いいえ、家族と一緒に来ました。
なお、すでに起きたこと自体を伝えるなら“了”、起きたことを前提に「いつ・どこで・どうやって」などを強調するなら“是~的”を使います。他来了。(Tā lái le. 彼は来た)は来たこと自体を伝える文、他是昨天来的。(Tā shì zuótiān lái de. 彼は昨日来たのだ)は、来たことを前提に「昨日」を強調する文です。“了”の使い方は、中国語“了”の使い方や意味の記事で解説しています。
“是~的”構文の動詞に目的語がある場合
“是~的”構文の動詞に目的語がある場合、目的語は“的”の前に来ても、後ろに来てもどちらでもOKで、基本的には大きな意味の違いはありません。
他是什么时候来日本的?
Tā shì shénme shíhou lái Rìběn de?
訳:彼はいつ日本に来たの?
他是什么时候来的日本?
Tā shì shénme shíhou lái de Rìběn?
訳:彼はいつ日本に来たの?
ただ、目的語が人称代名詞(我・你・他など)のときには、“的”は必ず目的語の後ろに来ます。
他是昨天告诉我的。
Tā shì zuótiān gàosu wǒ de.
訳:彼は昨日私に教えてくれたんだ
これを「他是昨天告诉的我。」とすることはできません。
“是~的”構文の“是”
“是~的”構文の“是”は省略される場合もありますが、“的”を省略することはできません。もし“的”を省略してしまうと、意味が変わってくるので要注意です。
他是坐飞机来的。
Tā shì zuò fēijī lái de.
訳:彼は飛行機でやってきた(すでに起こったこと)
他是坐飞机来。
Tā shì zuò fēijī lái.
訳:彼は飛行機でやってくる(これから起こること)
「他是坐飞机来。」だと、「他坐飞机来。」の強調のようになります。
また、否定形である“不是~的”のときに“是”は省略できません。
他不是坐飞机来的。
Tā bú shì zuò fēijī lái de.
訳:彼は飛行機で来たのではない
こんな“是~的”構文もある
ここまでの例とは少し違い、話し手の見解・態度を断定的に言い表す場合にも“是~的”構文を使います。
这个问题,我们也是很注意的。
Zhège wèntí, wǒmen yě shì hěn zhùyì de.
訳:この問題は我々も注意を払っている
この断定的な言い方をする“是~的”構文は、すでに起こったことを表しているわけではないので、仮に“是~的”構文を使わなかったとしても、大きく意味が変わらないというのが特徴です。(本当にただの強調と考えると良いですね。)
“是”を使ったいちばん基本の文(A是B)から確かめたいときは、「是」を使った文の記事が参考になります。
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