今回は中国語文法の中でも「主述述語文(しゅじゅつじゅつごぶん)」と呼ばれる文について説明します。
最初に少し文法的な説明を書きますが、それだけ読んでもわかりにくいので、必ずその後の例文で確認するところまで見るようにしてみてください。最後まで読んでいただければ「主述述語文(しゅじゅつじゅつごぶん)」って何なの?ということがわかるかと思います。
主述述語文とは?
シュジュツジュツゴブン
こう聞くとすごく複雑なような気がしてしまい、こんな文法用語どうでも良い!と思いたくなる人もいるかと思いますが、意外とこの文法項目の名前が大切なので、なぜこんな名前なのかということから説明します。
まず、「主語」や「述語」は何かというと、文を組み立てる時の箱の役割のことです。
そして、中国語は「述語」にどんな要素の単語が入るかで文を分類することがあります。
例えば、述語が形容詞の場合、それを「形容詞述語文」と呼び、述語が動詞の場合は動詞述語文と呼びます。
ちなみに、英語は述語になることができるのは絶対に動詞なので、全て動詞述語文なので、わざわざこんな分類をしません。(その動詞がどんな動詞なのかで五文型という分け方なんかをします)
では、主述述語文とは何でしょうか?
これは「主述」、つまり「主語と述語」が述語になっている文のことです。
言い換えると、文の述語部分に小さな主語と述語が入っている文のことです。
主述述語文の具体例を見てみよう
ここからは具体的に主述述語文を見てみましょう。
我身体不好。
この文の主語はどれでしょうか?
“我”が主語でしょうか?
もし我が主語だとしたら、述語は身体でしょうか?不好でしょうか?
なんだかよくわからない…
ということは、もしかしたら“我身体”が主語でしょうか?
その場合、“我的身体”じゃなきゃいけないんじゃないの?と思う人もいるかと思います。
この文は、我が主語なんです。そして、述語が“身体不好”ということで“我”は“身体不好”ですと捉えます。そうすると述語の“身体不好”の中でも“身体”が主語で、“不好”が述語というように、小さな主述(主語と述語)がありますよね。なので、これを主述が述語の中にある文という意味で「主述述語文」と言います。
我身体不好。
これは
我的身体不好。
と言い換えることもできますが、“我的身体不好”場合の主語は“我的身体”で、述語は“不好”です。つまり不好という形容詞が述語になるので、これは形容詞述語文と言います。
どちらで表しても良いですが、文の構造が異なり、私について「身体が不好」と言っているのか、私の身体について「不好」と言っているのかというニュアンスが異なるという点はおさえておきましょう。
ちなみに、日本語でも「象は鼻が長い」「象の鼻は長い」とどちらも言えますが、前者は主述述語文、後者は形容詞述語文です。
主述述語文の理解度チェック
最後に、理解度チェックとして、以下の日本語を中国語にしてみましょう。
①東京は変化が特に大きい。
②東京の変化は特に大きい。
东京变化特别大。
东京的变化特别大。
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