中国語の単語がなかなか覚えられないという方多いのではないでしょうか?今回は中国語単語暗記、覚え方のコツについてをまとめて紹介したいと思います。いきなり全て取り入れるのではなく「これだったらやってみたいかも」と思えるものを少しずつ取り入れてみてください。
単語の覚え方についての詳細を知りたいかたはこちらの記事もご覧ください。
まとまった量を一気に覚える
1日1単語というスケジューリングだと、1年頑張れば365個の単語を覚えられそうな気がしそうですが、全くそんなことはありません。1年後にはせいぜい直近の50単語くらいを覚えていたら良い方で、最初に覚えた単語なんかは完全に忘れてしまいます。
ある程度まとまった量の単語を毎日覚える方が効率が良いです。
目安としては、1週間で200単語くらいが良いです。
200個…多すぎる気が…
確かに多いと感じるかもしれませんが、しっかりとスケジュールを決めることが大切です。例えば、1日目は50個、2日目は復習分も含めて100個、3日目は復習分も含めて150個、4日目は復習分も含めて200個、5日目以降は苦手のみをピックアップして覚える、といった形で進めてみると現実的になってきますよね。
頻度を極限まで上げて“難易度”を下げる
単語は頻度が命です。なぜかと言うと、よく“難易度が高い単語”とか“難易度が低い単語”という言葉を耳にしますし、私も使うことがあります。
ただ、本当は単語そのものに“難易度”があるわけではなく、出現頻度が高い単語は難易度が低いとされ、出現頻度が低い単語は難易度が高いとされています。
みなさんが普段お仕事などで使っている専門用語などがわかりやすいかなと思います。日常的に自分が触れている専門用語であれば、それは難易度は低く感じますが、もしその単語を私が聞いたら、普段触れることはない単語なので難易度が高いと感じます。
確かに、いつも触れてる単語は余裕って感じです!
つまり、単語は触れる頻度を上げることで難易度を下げることができます。
覚えにくいなあと感じる単語は、1日1回とかでは少なすぎます。1日10~20回は触れるようにしましょう。
スキマ時間を使う
前述の通り、単語は触れる頻度を上げることで難易度を下げることができますが、その頻度を上げるためには、生活の中の隙間時間を活用することが重要です。
隙間時間の定義としては、10分などではなく、1分以下の秒単位の時間も含めます。
そ、そんな時間あるかなあ…
たくさんあるはずです!
電車を待つホームでの時間、エレベーターを待つ時間、教室についたけど先生が来るまでちょっと時間がある時など、そうした時間はどんどん単語暗記に使いましょう。
文法などはこうした隙間時間ではなく、ある程度まとまった時間の方が向いていますが、単語暗記は隙間時間との相性がとても良いです。また、そうした時間を使えるように、苦手な単語だけ紙に書き出していつでもポケットに入れておくなどの工夫も必要です。
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簡体字のもとを知ろう
なかなか単語が覚えられませんという相談を受けて、「例えばどんな単語が覚えられないの?」と聞くと、ちょっと意外なほど簡単な単語が覚えられないというケースがあります。
なぜすでに学習を進めている人からしたらすごく簡単な単語なのに、中国語を学びはじめたばかりの方からすると難しいと感じたのかというと、簡体字のもとの字をわかっていなかったからなんですね。
例えば、手机 shǒujī (携帯電話)をそのまま覚えようとすると
つ、つくえ???
となってしまいますが
この机がもとは機械の機という字だと知ると、
手の機械だから…携帯か!
と覚えやすくなります。
他にも、飞机 fēijī (飛行機)も同様で、飞 が飛、机が機と知っていれば
飛ぶ機械だから…飛行機だ!
となりますね。
「その単語はどういう時に使いますか?」
これは私がthe courageのセッションの中で受講生によく確認をする質問です。
例えばですが「要yào」という中国語を「~するつもりである」という日本語で覚えるとします。これ自体は別に間違っているわけではないですが、この「~するつもりである」って、いったいいつ、どんな風に使うかが全くわからずに、ただただ暗記をしようとしてしまっていることがあります。
そ、それ、やってるかもしれません…
それだと、なかなか記憶として定着しないだけでなく、使えない単語になってしまいます。
日本語でも良いので、こういう時に使う単語だよね、というのをおさえるようにしてみましょう。
日本語であれば「私は会社に行くつもり」とかで使えそうだなあと、そんな感じです。(実際に“我要去上班”と使うので、バッチリですね)
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コロケーションを意識しよう
コロケーションというのは相性の良い動詞と目的語の組み合わせのことです。
日本語で言うと、例えば「テレビ」という目的語に対して、相性が良い動詞は「見る」「つける」「消す」などがあります。
そして、「テレビを消す」とは言えますが、すごく近いような気がしても「テレビを消滅させる」と言うことはできません。
確かに、似てても使えないですね…
中国語の単語にもこうしたコロケーションがあるので、例えば「ヒゲ」という単語を覚えようと思った時に、ただ「ヒゲ=胡子(húzi))と覚えても、これは使える単語にはなりません。
ヒゲ単体で覚えるのではなく「ヒゲをたくわえる=留胡子(liú húzi)」「ヒゲを整える=修胡子(xiū húzi)」というように、その単語と相性の良い単語も一緒に覚えると、今後使える単語に変わるので、トライしてみましょう。
反義語・同義語を意識しよう
単語を覚える時、その反義語・同義語を意識することも有効です。
例えば、反義語であれば、「楽観的」という単語を覚えた時には、じゃあ「悲観的」って何て言うのか一緒に覚えよう、という感じです。同義語であれば「嬉しい」だけでなく「楽しい」って何て言うのかな?という感じですね。
また、反義語については、単語をより理解するのに役立つことも多いです。
例えば、中国語の「简单 jiǎndān」と「容易 róngyì」はどちらも日本語では「かんたん」と訳されることがありますが、それぞれの反義語を確認すると以下のようになります。
「简单 jiǎndān」⇔复杂(複雑)
「容易 róngyì」⇔难(難)
どうでしょう、これによって、「简单 jiǎndān」にはsimpleという意味が、「容易 róngyì」にはeasyという意味があることが分かり、それぞれの単語の使い方もより適切になってくるはずです。
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最後に
最初に中国語の単語暗記は1日1単語のようなスローペースではななかなか身につかないと説明しました。これは学習全般にも言えることです。もちろん継続をするということは絶対必要ですが、どこかの時期で集中して学習して、中国語力をブーストさせることで、その後の学習継続もしやすくなります。
迷わず、挫折せずに中国語を学びたいという方は、自分にあった学習方法をプロの中国語学習コーチに相談することがとても有効です。無料カウンセリングを実施していますので、ぜひ一度相談してみてください。
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