【駐在員家族必見】中国語レベル別!おすすめの習いごと

【駐在員家族必見】中国語レベル別!おすすめの習いごと
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期間限定の駐在生活、せっかくなら現地でしかできない体験をたくさんしたいと思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、7年間の中国駐在妻時代に実際に私がやっていた習いごとを、中国語レベル別にご紹介します。

【初級レベル向け】おすすめの習いごと

習字(书法)

中国語の勉強を始めて半年経った頃、そろそろ習いごとをしたいと思い、友人の紹介で書道教室に入りました。書道であれば、語学力に自信がなくても、先生の手の動きを見て真似しながら授業を進めることができます。

中国語と日本語の漢字は、似ているけどよく見ると微妙に違う漢字が多く、私もよく間違えていました。書道教室で正しい中国語の漢字を学ぶことができたり、知らない漢字を新たに覚えることもできるので、中国語学習者にはおすすめの習いごとです。

また、習字は中国でも子どもに人気の習いごとで、私が通っていた教室も、ほとんどが小学生の生徒でした。そのため、先生が子どものレベルにあわせた簡単な言葉で指導することに慣れており、中国語レベル初級の私にも分かるように指導してくれたのでとても助かりました。

開始時間まで他の生徒と雑談する機会も多かったのですが、会話相手は全員子どもだったので、中国語レベル初級者のスピーキング練習に最適な環境でした。

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ペン字や硬筆、篆刻、中国画を一緒に教えている書道教室もあるので、興味のある方はまとめて習える教室に入るとより楽しめると思います。

中国農民画(中国絵画)

農民画とは、中国各地の農村で発展した民間芸術です。中国の伝統的な絵画といえば、水墨画をイメージする方が多いかもしれません。農家の日常や農村の風景など、テーマは素朴ですが、鮮やかな色彩とかわいらしいタッチがとても魅力的で、実は国内外にファンが多い人気のアートです。

私も現地でファンになり、いつか習ってみたいと思っていたところ、すでに習っていた友人から画家さんを紹介してもらい、約4年間習いました。農民画も、習字と同じく先生の手の動きを見て真似しながら作品を仕上げることができます。

最初は聞き取れなくても、回数を重ねるうちに「その線をまっすぐなぞって」「ここを塗りつぶして」「ここは慎重にゆっくり」など、先生がよく使うフレーズや色の名前をたくさん覚えることができました。

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仕上がった作品は駐在生活のよい記念になるので、そういった意味でも農民画はおすすめの習いごとです。

【中・高級レベル向け】おすすめの習いごと

中国茶

中国にいる間に中国茶を習いたいとずっと思っていたのですが、なかなか条件のあう教室が見つからず、長らく独学で勉強していました。

滞在歴が6年を過ぎた頃、友人の紹介でやっと自分にあう教室を見つけることができました。中国人向けの教室でしたが、この頃にはもう中国語のレベルも上がっていたので問題ないだろうと思っていました。

しかし、実際に通ってみると、専門用語や中国茶の歴史、知識、効能、成分など、想像以上に学ぶ内容や知らない単語が多く、慣れるまでは中国茶と中国語を並行して勉強するような状態でした。幸いマンツーマンでのレッスンだったので、先生も私のペースにあわせて指導してくれたのはありがたかったです。

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ちなみに私が受講していたのは、座学と実技をあわせた全16課程で、六大茶の基礎知識と50種類のお茶について学べる「日常生活茶道」というコースです。最初は授業についていくのに苦労しましたが、最後にはしっかり修了証をもらうことができました。

次に、日常生活茶道コースで学んだ中国茶の知識と中国語を活かして、職業技能等級資格のひとつである「初級評茶員」の資格試験に挑戦し、無事に合格することができました。

評茶員コースはグループレッスンだったので、中国人の生徒と一緒に授業を受けました。自分のペースで学べるマンツーマンもとてもよかったのですが、共通の趣味を通して現地の友人を作ることができたので、グループレッスンも楽しかったです。

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中国茶を学ぶと、中国の歴史や地理にも詳しくなるので、「中国通」になれます。

ラテアート講座

中国と言えば「お茶大国」のイメージですが、ここ数年コーヒーブームが続いており、バリスタを目指す若者が増加しています。以前より興味のあったラテアートを体験してみたいと思い、大众点评(口コミサイト)で見つけた近所のコーヒー教室に通っていました。

コーヒーも、豆の種類や産地、マシンの部品名など覚える専門用語がたくさんあり、コーヒー初心者の私には難しかったです。操作を誤ると大きなけがにつながるので、ある程度の語学力は必要だと感じました。

一番簡単なハートしかマスターできませんでしたが、一度やり方を覚えてしまえば家庭でも実践できるので、家族や友人にもてなすことができたり、特技がひとつ増えるのもよいですね。

中国で習いごとの探し方

友人からの紹介と、大众点评(口コミアプリ)で検索して探すことが多かったです。

また、日本人の多く住む北京や上海には日本語対応の教室もたくさんあるので、最初のうちは現地にある日本人向けのフリーペーパーや情報誌、現地にお住まいの方が発信しているブログやInstagram、日本人会のHPなどに掲載されている中から探すのもよいと思います。

中国で習いごとをして良かったこと

中国語レベルの向上

教科書では習えないような単語やフレーズを自然と覚えることができ、常にアウトプットもできる環境なので、スピーキング、リスニング、語彙力を上げることができました。

自分の好きな趣味とあわせて中国語を学ぶと、習得するのもはやいと感じました。

自分の居場所ができる

渡航したての頃は、知り合いもおらず孤独な時間を過ごすことも多かったのですが、習いごとをはじめてからは、年齢や国籍を問わず気のあう友人を作ることができました。

共通の趣味を通して知り合うと距離も縮めやすいですし、それまで話し相手が夫しかいない環境でしたが、習いごとに行くと誰かと会って話せるので、孤独感を解消することができました。

駐在生活が更に充実する

農民画や中国茶など、中国ならではの習いごとを経験したおかげで、中国や中国人への理解も深まり、中国生活がグッと楽しくなりました。

また、習いごとは駐在中だけでなく、帰国後の生活も充実します。特に資格が取れる習いごとはスキルアップができ、自分に自信を持つことができたので、挑戦して本当によかったです。

中国で習いごとをしていまいちだったこと

習い事について、ここまで良い話ばかりをしてきたのですが、唯一いまいちだと感じたことは、、、しいて言えばなんですが、費用面です。

多くの駐在員家族が、ビザや会社の制約で、現地で働くことが難しいため、配偶者に費用を出してもらう場合が多いと思います。

自分のやりたいことを見つけても、まずは家族の理解を得る必要があるので、自己判断ですぐに決められないもどかしさはありました。

中国で習いごとをする際に気をつけること

まずは体験レッスンから

どの習いごとも、だいたい初回体験レッスンを受けることができるので、費用面や先生との相性、教室の雰囲気、通いやすさなどを考慮した上で決めるとよいと思います。 不安なことがあれば、契約する前にしっかり確認しましょう。

最後まで通える教室選び

駐在生活は期間が限られているので、中国茶のように課程を修了するまでに時間のかかる習いごとは、本帰国から逆算して予定をたてないと、最後まで受講できない可能性があります。

1回で完結する習いごともたくさんあるので、ご自身の状況にあった習いごとや教室を選ぶと安心して楽しめると思います。


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この記事が、中国語を伸ばしながら習いごとをしたい方のご参考になれば嬉しいです。

中国語で習いごとに挑戦するのは、最初はハードルが高いと感じるかもしれませんが、いざ飛び込んでしまえば案外なんとかなるものです。必要なのは語学力よりも一歩踏み出す勇気なのかもしれませんね♪

駐在生活が更に充実したものになるよう心から願っています。


駐在同行の生活をより自分らしく、充実させたいという方は、ぜひ駐在員家族向けコーチングをご活用ください。まずは無料カウンセリングで現状感じている悩みなどをプロコーチにご相談ください。

ABOUT US
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中国在住歴7年の元駐在妻(北京&上海)人生初の中国で、ゼロから中国語を学びHSKや中国茶の資格も取得。中国各地の美しい景色や美食、文化に魅了され、巡った都市は31省。帰国後もSNSで中国での体験や生活情報を発信している。