中国語学習者や英語学習者から「細かいことが気になってしまい、全然先に進めません。すごく勉強のスピードが遅くて困ってます。」という相談をよく受けます。
今回はそうした方のために、少しヒントになる考え方3つを紹介したいと思います。
理想の状態を文言化する
まず今の「なかなか先に進まない」という状態が良くないと感じてることが大前提です。勉強の方法の合う合わないなどは人により異なるので、現状についてあまり望ましくないと感じていることを確認しましょう。その上で、実際にはどういう状態だったら理想的なのかを文言化してみましょう。
例えば以下のような感じです。
「細かいところが気になりいちいち調べたりしてるうちに脱線してしまい、結局テキストを1冊終えたことがないので、できれば理解度はまあまあだったとしても1冊を終えて勉強の全体像を掴みたい」
この場合は、最初に考えていた「先に進まない」ということもそうですが、実は「全体像が掴めていない」ことに課題があると感じているということが明確になってきます。
各勉強の目的を1つに絞る
これは先ほどの「理想の状態の文言化」と繋がり部分もありますが、今取り組んでいる目の前の勉強について、目的を1つに絞ってみましょう。
例えば、単語帳を使って単語暗記をしている場合、その目的は「単語帳の単語を覚えること」に絞ります。これはすごく当たり前のように感じるのですが、単語帳に記載されている例文を見ているうちに、その例文に使われている別の単語が気になったり、例文の不明な文構造が気になって調べ始め、とても時間が足りなくて先に進めないということがよくあります。
改めて明確な目的を意識することで「例文はあくまでも単語を覚えるための補助的な役割」と捉えて、細かい点を気にしないということも可能になります。
つまり、目的を定め、その目的に近づかないことは捨てる必要があるということです。
80点は簡単に取れることを知る
また、細かいことを気にしすぎて先に進めないという方は、100点を目指しすぎるということがあります。
ただ、このいきなり100点を目指すというのはとても効率が悪いです。
なぜかというと、0点を80点にするのは比較的容易ですが、その80点を100点まで上げるのは、0を80にするよりも大変だからです。なので、まずは全体をしっかり80点にまで仕上げて、そこから残りの20は中長期的に仕上げていきましょう。
また、80点まで仕上げた後に100点を目指す際にも注意が必要です。語学学習において、本当の本当の100点にするというのは不可能だからです。ネイティブでも完璧な言葉を使う訳ではないですし、そもそも完璧な言葉という定義も曖昧です。なので、自分の中での100点の定義も明確にしておくと良いです。
例えば「ネイティブのように話せるようになりたい」といった場合、その”ネイティブのよう”というのはどういう状態でしょうか?
発音が良くてネイティブと間違えられることなのか、使用するワードが適切でネイティブらしいのか、或いはその両方なのか、こうしたことを文言化して、そこに向けて今どんなことができるかを考えて行くと進みやすいです。
最後に
今回の考え方は学習の方法を改善したり、継続して行くのに役立つものなので、ぜひ今日から少し「文言化」など、はじめられるものからはじめてみてください。
また、中国語力を確実に身につけるためには以下の3要素が必須です。
- 効果的な学習方法
- 適切な学習時間
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