目標設定は本当に大切ですよね。今回は目標設定や、その管理の方法について、効果的な方法を紹介します。この記事を読んだら、なぜ、どういう考え方で目標設定・管理をすれば良いかがわかるようになります!
目標設定はしないといけないの?
そもそもの話ですが、目標設定はしないといけないのでしょうか?
結論としては、目標設定した方が、しないよりもずっと学びやすいです。
もちろん自分で中国語を学ぼうと思った時に誰かに目標設定を強制されるものではないので、必ず目標を持たないといけないという訳ではありません。
なのになぜ目標設定をした方が良いのかというと、目標によって勉強方法ややるべきことが大きく変わってくるからです。
例えばですが、以下のAさんとBさんの目標を見てみましょう。
ネイティブの友達と楽しく中国語で会話をしたい!
中国のアプリを研究したいから、アプリが使えればそれで良いんだ!
この二人の目指すところは全く別なので、それぞれがやるべき勉強方法も変わってきます。
この目標をハッキリさせないとやるべきことがボヤけてしまうので、目標はあった方が良いんですね。
ただ、ごく稀に目標設定をしない方が良いこともあります。どうしても目標に縛られてモチベーションが急激に落ちてしまうというケースです。たまにこうした方がいますが、その場合はあえて目標を立てずに、まずはなんでも良いからやってみる、ということから始めることもあります。
良い目標設定とは?
目標設定が必要ということはわかりましたが、具体的にどういう目標設定をしたら良いのでしょうか?
ここでは良い目標設定に必要な「5つの要素」の頭文字をとった「SMART」という考え方を紹介します。
Specific(具体的)
曖昧な目標設定は効率も悪く、モチベーションも下がってしまいます。
記事のタイトルで「ペラペラ」と書きましたが、実はこの「ペラペラ」というのは人によって異なる、曖昧な目標設定の代表例のようなものです。
「ペラペラ」ではなく、「いつ・どこで・誰と・どんなことができている」ことが目標なのか、具体化させましょう。
Measurable(測定可能)
これは会話などでははなかなか難しいのですが、測定が可能であることも大切です。このため、特に初級段階ではHSKなどの資格試験を目標にすることをおすすめしています。
中国語の検定試験についてはこちらの記事をご覧ください。
会話においては、会話の検定試験を目標にしても良いですが、「いつ・どこで・誰と・どんな内容を話している」を掘り下げることで測定しやすくすることも可能です。例えば、「会社の昼休み、職場の給湯室で、同僚の中国人の張さんと、週末の出来事について話して理解してもらっている」ここまで具体化できれば測定がしやすくなります。
Achievable(達成可能)
その目標が現実的に達成可能かどうかも重要です。
例えばゼロから中国語を始めた初心者の人が、来週には中国語検定の最高級に合格していたいという目標を立てても、あまりに非現実的で意味がありません。希望や願望ではなく、それに基づいた目標であることを確認しましょう。
Related(関連性がある)
設定した目標が自分のありたい姿と関連していることを確認しましょう。
ここでは語学についてですが、例えば「中国のアプリを使いたい」という人の場合は、アプリに関する語彙力を増やす必要がありますが、それにも関わらず具体的な目標が「医療用語100個を声に出す」だと関連性が薄くなりますよね。
Time-bound(期限がある)
いつまでに目標を達成するのかという期限を設けておくことも大切です。
「いつか」と考えていると、その「いつか」は本当に不思議ですが、いつまでたっても来ないものです。
動画でも目標設定についてを解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
目標の管理は?
ここからは目標の管理の方法について説明していきます。
管理というと「マネジメント」と言われることが多いですが、「マネジメント」と「コーチング」を掛け合わせるという方法をおすすめします。
マネジメント
まずはマネジメントですが、これは客観的に管理をしていくものだと考えてください。
あまり大きな目標だけを持っていると達成しているかどうかの管理がしにくいので、細かく分けて考えていきます。
ちょっとお金を例に出すと「年間で100万円を好きに使って良いよ」と言われた時に、最初の1週間で100万円を使い切ってしまったら、その後相当悲惨で苦しい1年になってしまいますよね。
なので、まずは毎月いくら使えるのかを考えたいので、100万円を12で割ると、毎月8.3万円使えるとわかります。そして、週で考えると約2万円です。日当たりにすると3,000円弱使えるとわかります。
こうして細かく管理することで後から大慌てする必要が無くなります。
- 年間目標から月次目標に落とし込み、月次目標を週次に、そして日当たりの目標に落とし込み、それができているかを行動として管理していく。
- 日毎に「今日これとこれができていれば、1週間のの目標は達成できるはずだ」という内容を決めて、1週間たったら、月次目標から逆算した週次目標が達成されているかどうかを確認します。
- 日毎の目標が達成できたのに週次目標が達成できていない場合は日毎の達成目標を見直していく。
コーチング
そして、もう一つの管理方法として「コーチング」の要素を取り入れるということも紹介します。
先ほどの管理は客観的なマネジメントでしたが、今度は自分はどうしたいのかという主観的な視点も入れてみるというものです。
例えばですが、1週間勉強を続けて、その勉強を振り返った時に、自分で自分に質問をしてみます。
「この1週間の勉強は難点でしたか?」
もし60点だと感じた場合、どういう点に加点をしたのかを考えてみましょう。
そして、残りの40点を埋めるために今一番変えてみたいことは何かを考えてみましょう。ここでも「もっと頑張る」という曖昧なことではなく、どう時間配分を変えるかなど、具体的な行動目標の方が望ましいです。
そして、その「変えてみたい行動」を翌週には活かしていくというものです。
まとめ
今回は中国語上達のための(あえて「ペラペラ」とは言いません)目標設定の方法、そしてその目標の管理方法を紹介しました。ぜひマネジメントとコーチング、両方をバランスよく取り入れてみてください。きっと最短距離で目標達成ができるようになるはずなので、頑張ってください!
迷わず、挫折せずに中国語を学びたいという方は、自分にあった学習方法をプロの中国語学習コーチに相談することがとても有効です。無料カウンセリングを実施していますので、ぜひ一度相談してみてください。
無料学習相談受付中
無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。
無料学習相談受付中
無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。
中国語の勉強を始めたい、あるいはすでに開始してるけど、どうやって目標設定をしたら良いのかわからない、どうせ勉強するなら正しい目標設定で効率よく勉強したい!