追記:実際に2022年11月26日に受験をしたレポートはこちらからご覧いただけます。
「はじまるはじまる」と言われながら、なかなかはじまらなかったHSK3.0。
2022年10月20日に、「いよいよはじまるよ」という以下の通知が出ました。(といっても、日本での実施はまだのようです)
※HSK3.0についての詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
この記事では、今回の新たな通知でわかったことについて簡単にまとめておきます。
まず、通知内には以下のような内容も書かれていますが、これは今まで出ている内容から特に変わっていません。
《国际中文教育中文水平等级标准》(以下《标准》と省略)に基づいて開発され、同じ問題で7~9級が実施される。それぞれの級を受験するのではなく、受験した成績によってどの級か振り分けられる。9級が最高級となる。
今回の通知の(個人的)トピック的な内容としては以下の3つです。
- 実施日時が確定
- 翻訳問題について少し詳細が出た
- ネット試験のみで実施
実施日時が確定
試験計画に基づいて、2022年11月26日に初回を実施。(日本での実施ではありません)
また、具体的な時間も発表されていて、以下の通りです。午前午後を使って、9:00~14:30、試験自体は3.5時間なので、結構なボリュームですね。
試験科目 | 問題数 | 時間 |
---|---|---|
リスニング(听力) | 40 | 9:00~9:30(30分) |
リーディング(阅读) | 47 | 9:30~10:30(60分) |
休憩 | 10分 | |
ライティング(写作) | 2 | 10:40~11:35(55分) |
筆記翻訳(笔译) | 2 | 11:35~12:10(35分) |
口頭翻訳、口語(口译、口语) | 7 | 14:00~14:30(30分) |
計 | 210分(3.5時間) |
こちらから以下のように各科目の問題形式なども確認することができます。
翻訳問題について少し詳細が出た
翻訳問題もあり、「英語、韓国語、日本語、タイ語、ベトナム語の5ヵ国語のマテリアルを提供するので、受験生は申込み時に、その中から1つを選ぶ。」となっています。
💡このことから、恐らく正解となる中国語の文があり、それをそれぞれの言語に翻訳したものを受験生に渡し、受験生はそれを見て中国語に訳すという問題になりそうですね。
また、これは具体性はありませんが、翻訳については「7級は初歩的な翻訳能力、8級は基本的な翻訳能力、9級は専門的な翻訳能力を身に付けておこう」とも記載があります。
ネット試験のみで実施
“暂不提供纸笔考试”となっているので、いったん紙試験での実施はなく、ネット試験のみで実施されます。
ただ、会場に行って、その会場に準備されたパソコンでの受験と、自宅で受験が可能な在宅試験の両方が行われるようです。
最後に~今できること~
ということで、学習者としてやることはあまり変わりませんが、口頭での翻訳などは口頭中国語作文などで練習をしておくと良いかもしれません。
口頭翻訳としては、『口を鍛える中国語作文』などを使っても良いですし、今までに出ているHSK過去問の日本語訳から中国語が言えるかという確認なども有効です。
また、使用単語については以前から公開されていますので、もし気合いを入れて取り組んでおきたいという方はカレタンなどぜひ使ってみてください。(例文を使えば翻訳の練習にもなります)
迷わず、挫折せずに中国語を学びたいという方は、自分にあった学習方法をプロの中国語学習コーチに相談することがとても有効です。無料カウンセリングを実施していますので、ぜひ一度相談してみてください。
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無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。
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