中国語の発音は独学でも一定水準まで上達させることができます。ここではおすすめの本を4冊紹介しますので、そのうち1冊を選んで練習し、もし困ったらプロのコーチに確認してもらうという流れが良いでしょう。
動画でも見たいという方はこちらからご覧ください。
中国語発音のおすすめ本4選
今回は発音特化の本を4冊紹介します。内容として「この本にはあるけどこの本にはない」というものは基本的には無いと思って良いです。つまり、どれも良書です。
では何を基準に選ぶかというと、自分にとってわかりやすいかどうかです。
動画が無いと難しいのか、カタカナが無いとさっぱりわからないのか、イラストが良いのか写真が良いのかなど、自分なりの基準を持って選んで見てください。
カタカナ表記は正しい音の再現ができないので、もし参考にする場合も、あくまでも「正しい音を思い出すキッカケ」という位置付けであることを意識してください。
日本人のための 中国語発音完全教本
中国語コーチングスクールthe courage(カレッジ)の発音対策でも採用しているのがこの本なので、迷ったらこの本を使うことをおすすめします。
なぜこの本を採用しているのかというと、テキストとは別で無料のYouTube動画があり、その内容とテキストの内容が連動していて、動画で口の形を確認し、細かい説明をテキストで確認しながら練習をすることができるからです。
また、中国語発音を音階のドレミファソラシドで表現するなど、読者にとってわかりやすい説明になるように工夫がされています。
2,200円(税抜)
- 音声だけでなく動画とセットでわかりやすい
- 2音節以上の発音練習も豊富に掲載
- 音階での表記など、わかりやすい工夫が多い
- カタカナ表記がとても少ない
基礎から学ぶ 中国語発音レッスン MP3 CD-ROM付き
このテキストの大きな特徴は、ダメな発音の音声も収録していて、なぜそれがダメなのか、その音を正しい音にするためにはどうすれば良いのかというところまでを音声で教えてくれているところです。
実際に私たちがクラスなどで中国語の発音矯正を行う場合、間違えている音と正しい音を比較して、その音がなぜダメなのかを伝え、一緒の徐々に修正をしてくという指導を行うのですが、それをそのまま教科書にしたような、今までにありそうで無かったテキストです。
今まで発音練習してきたけど、何か違うんだよなあ、という方にもピッタリです。
音源がCD-ROMのみでダウンロードができない点がもったいないという感じです。
2,100円(税抜き)
- 著者が日本人
- ダメな発音とその理由まで、音源付きでハッキリと説明
- カタカナでの説明は最小限
- 単音節・二音節以上の練習に加えて朗読練習も収録
- 口の形も写真で説明
改訂新版 紹文周の中国語発音完全マスター
こちらのテキストもシンプルでわかりやすい内容になっています。また、外来語について、コンピューター用語についてなど、ところどころ中国語のネタを入れて単調な発音練習を飽きさせない工夫がされています。
字体やレイアウトはやや堅い印象なので、堅いテキストの方が信頼感があって好きだという方には良いです。
前述した「日本人のための 中国語発音完全教本」と同じ出版社ということもあり、構成などはかなり似ていて、内容としてはしっかりしています。こちらの方が400円ほど安いので、動画が不要であればこちらで良いです。(あと、動画は中国語発音完全教本公式のYouTubeで公開されているので、、、)
1,800円(税抜)
- 写真と音声で内容は網羅的
- 一部カタカナ表記あり
- 途中の単語集などで飽きさせない
- フォントは非ポップ(ちょっと堅い)
中国語発音マスター
こちらは日本人の著者によるテキストで、「h」は寒い時に手を温める「ハーッ」と似ているという表現を使うなど、テキストベースで発音がマスターしやすいようになっています。
発音は必ずネイティブから学んだ方が良いと思っている方も多いですが、中国語発音をマスターした日本人(日本語母語の人)の方が意識的に発音しているので、教え方は上手なことが多いです。
また、カタカナ表記が多いので、正しい音を思い出すきっかけとして活用することもでます。
- 著者が日本人
- イラストと音源で網羅的
- カタカナ表記が多い
- フォントやデザインが比較的ポップで見やすい
発音練習3つのコツ
細かい発音練習の方法はこちらの記事をご覧ください。
参考:中国語発音が難しいと感じてる人は必見!発音マスターのために効果的な勉強方法を解説!
ここでは最低限おさえておきたい3つのコツをお伝えします。
テキストは1冊に絞る
多くのテキストを試してみたくなるかと思いますが、まずは1冊に絞って徹底的に練習しましょう。
というのも、どのテキストも書いてある内容にそれほど大きな違いはありません。
それぞれのテキストがよりわかりやすい説明になるように工夫をしている、というだけです。
なので、他のテキストを見ても必ずしも画期的な大発見は無いので、苦手だなあと思う発音があれば、それだけをネットで調べるなどして解決していく方が効率よく練習ができます。
単語や文法と並行して進める
中国語学習における発音は基本中の基本なので、最初の1週間は発音特化で発音の練習だけしましょう。
ただ、その後、発音が完璧にならないと単語も文法もやらないという勉強方法だと、終わりが見えにくくモチベーションが落ちます。
また、単語や短文での発音練習も必要なので、1週間発音のみで勉強をしたらその後は単語・文法の勉強も並行して進めることを強くおすすめします。
録音して聞いて、妥協なく繰り返す
発音練習はプロのコーチなどに確認してもらう方が良いですが、いつでもコーチがそばにいるわけではありません。
そこで、自分が自分のコーチになるべく、自分の発音を録音し、自分でそれを聞いて、音源と違うところは修正してまた録音する、これを繰り返しましょう。
まとめ
独学にしてもプロに教えてもらうにしても、いずれにしても体系的な基本的知識を身につけておくことは今後の中国語学習に必ず役立ちますので、まずは1冊を選んで徹底的に練習をして見てください。
そして、楽しく学習を続けることがポイントなので、テキストは自分の読みやすいものを選び、毎日妥協なく練習しましょう!
今、中国語の発音練習をしたいなと思ってこの記事を読んでいると思うので、その「練習したい」気持ちを大切にしながら、早速今日から行動に移して行きましょう!
迷わず、挫折せずに中国語を学びたいという方は、自分にあった学習方法をプロの中国語学習コーチに相談することがとても有効です。無料カウンセリングを実施していますので、ぜひ一度相談してみてください。
無料学習相談受付中
無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。
無料学習相談受付中
無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。
中国語は発音が難しいと聞くけど独学はできるの?
もしおすすめの本があれば教えて欲しい!