HSK6級の作文(书写)タイトルの付け方から句読点まで、明確な書き方・コツがあった!

HSK6級の作文(书写)は対策がしにくいということで、なかなか点数を伸ばすのが難しいと感じている人も多いのではないでしょうか?今回はこの作文(书写)の書き方・コツを紹介します。

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目次

作文(书写)の概要

まず初めに作文(书写)問題の概要を確認しておきましょう。

最初に10分間の時間が与えられるので、約1,000字の中国語の文章(原文)を読みます。この文章はストーリーになっています。そして、ここでメモを取ることはできないので、読みながら文の内容を暗記する必要があります。

原文を読み終わったら、35分間の時間が与えられるので、タイトルをつけて約400字の要約文を書きます。字数について、400字程度という指定があるので、多すぎず少なすぎず、380〜420字程度を目指しましょう。特に380字を下回ると減点対象となる可能性が高いので、380字が最低限必要な字数と考えます。

そして、要約文のポイントは以下の通りです。

  • タイトルは絶対必要
    元の文章にタイトルはついていませんが、自分でタイトルをつける必要があります。適当にタイトルをつけるのではなく、原文の内容・テーマと関係があるタイトルをつけます。
  • 自分の意見はいれない
    元の文の内容が良いとか悪いなどの意見は不要で、客観的に繰り返す、要約することが求められます。
  • 句読点は正確に
    これを間違えると確実に減点対象になるので改めて確認をしておく必要があります。
  • 文も正確に
    正確な文章をたくさん読んで語感を鍛えつつ、同時に自分で実際に文を書いてみて、それをネイティブにチェックしてもらいましょう。
  • ストーリーは完成していてロジックがしっかりしてること
    誰が、何で、何をして、どんな問題が発生し、最後どうなるのか、というストーリーがあり、且つロジックがあることが大切です。

時間の使い方と押さえるべきポイント

時間配分について説明します。

最初の10分

最初に文章を読む時間が10分あります。この時間を最初の3分、後半7分で分けて使います。

2~3分で大枠を掴みテーマを確定する

最初の2~3分でざっくりと全体像を掴みます。

「ざっくりと」というのを具体的に言うと以下の通り、これら6つを押さえておきましょう。

  1. 時間(いつ)
  2. 場所(どこで)
  3. 人物(誰が)
  4. 起因(なぜ)
  5. 経過(何をして、何があって)
  6. 結果&道理(結果どうなったか)

7~8分で構造を掴み暗記する

再度文を読み込み、先ほどの6項目で構造を掴んだうえで、長い文章を頭の中で簡易化しながら、重要部分を暗記します。

特に時間や人物などは覚える必要があるので、そのワードをしっかりと暗記しましょう。

例えば、時間であれば、以下のような時間を表す言葉が出て来たら整理して暗記すると要約文が書きやすくなります。

時間の表現の例
  • 一段时间之后
  • 起初
  • 直到有一天
  • 这几天

30分で要約文を書き終え、最後の5分で見直しを行う

10分で約1,000字の文章を読んだら、今度は35分で要約文を書くのですが、実際には30分で書き終えて、最後の5分は見直しをする時間にして、減点対象になるものを極力まで減らしましょう。

タイトルの付け方5パターンとそのタイミング

タイトルの付け方は大きく5パターンがあるので、それを紹介していきます。

登場人物の名前・身分・職業を使う

最初に読む文章はストーリーなので、登場人物が1人〜複数人出てきます。そうした登場人物の「名前・身分・職業」を使ってタイトルをつけることができます。

例:
两个司机
老医生和年轻医生
张良的故事

ストーリーに出てくる物を使う

ストーリー内で繰り返し出てくる物があり、それがストーリーの核になる場合に限りですが、その物をタイトルにできます。ストーリー内で1回だけ出てきたような物をタイトルにするのはNGです。

例:
一张照片
妈妈的礼物

時間&場所&特定のものを使う

ストーリーが特定の時間・場所で発生している場合には、そこにフォーカスしてタイトルにすることもできます。場所などが明確でなかったり、色々な場所でストーリーが展開する場合にはこの方法は使えません。

例:
校园的早晨
家乡的小河
在出租车上

ストーリー内のメインの出来事を使う

ストーリーの中で発生するメインの出来事をそのままタイトルにする方法です。ある意味王道のタイトルの付け方とも言えますね。

例:
中奖之后
找骆驼
美丽的欺骗

道理・教訓からタイトルをつける

ストーリーの中には最後に道理を説くものがあります。
こうした文の場合に、その道理・教訓をタイトルにするという方法です。道理・教訓を暗に示しているだけで、記載が無い場合もありますが、その場合には勝手に判断して書いてしまうのは要約ではなくなるのでNGです。要注意。

例:
工作是为了快乐
快乐是一种习惯
寻找快乐的决心

タイトルをつけるタイミング

タイトルをつけるのは要約文を書き終えてからでも良いですし、書く前につけてしまっても良いです。

ただ、書き終えてからの方が、落ち着いて良いタイトルをつけやすいので、おすすめとしては書き終えてからをおすすめします。

中国語の句読点やコンマなど標点符号(記号)の使い方

要約文を書く際に、必ず句読点が必要になります。そして、実はこの句読点のルールを間違えると減点対象となる可能性が非常に高いので、ここでしっかりと覚えておきましょう。

最初の2マスは空欄にする

これは句読点ではありませんが、書き方のルールです。いきなり一番はじめ(左)から詰めて書かずに、最初の2文字分、つまり、2マスは空欄としてあけておき、3文字目から書き始めるのがルールです。そして、段落が変わった時には、また最初の2文字分は空欄にして、3文字目から書き始めます。

中国語の句点「。」

中国語の句点「。」は日本語の「。」と同じく文の終わりにつけます。今回の书写(作文)では使いませんが、ピンインには句点「。」ではなくピリオド「.」を使うということも覚えておきましょう。

標点符号
中国語句号/jùhào
意味文の終わりを示す
中国語例文我是日本人。/Wǒ shì Rìběnrén.
例文日本語私は日本人です。

中国語のカンマ「,」

中国語のカンマは日本語の読点「、」と同じ役割をします。日本語で読点としてカンマを使うことはかなり稀ですが、中国語の読点はカンマです。

標点符号
中国語逗号/dòuhào
意味文中での停頓、息継ぎなどを示す
中国語例文你的头发太长了,像草一样。
例文ピンインNǐ de tóu fa tài cháng le,xiàng cǎo yī yàng.  
例文日本語あなたの髪の毛は長すぎて、草みたいです。

中国語の読点「、」

中国語の読点「、」に日本語の読点の意味はなく、並列を表します。日本語だと「・」なんかを使うことが多いですね。

標点符号
中国語顿号/dùnhào
意味文中で並列されている単語・フレーズを表す
中国語例文我喜欢吃的是饺子、拉面、炒饭和炒面。
例文ピンインWǒ xǐ huān chī de shì jiǎo zi、lā miàn、chǎo fàn hé chǎo miàn.
例文日本語私が好きな食べ物は餃子・ラーメン・チャーハン、そして焼きそばです。

中国語のコロン「:」

中国語のコロンは引用符として使われたり、条文などを示す場合に使われます。また、セリフの前にこのセミコロンを使い、その後に日本語の「」にあたる””を使ってセリフを囲い、以下のように使います。この使い方は覚えておきましょう。

说:“〜〜〜〜〜〜〜〜〜”

標点符号
中国語冒号/màohào
意味セリフの前に「说」とセットで使用することが多い。
また、この記号以下に別の文を示す場合、すでに述べたことを総括する時に使う
中国語例文毛主席说过:”在战略上藐视敌人,在战术上重视敌人。”
例文ピンインMáo zhǔ xí shuō guò:”zài zhàn lüè shàng miǎo shì dí rén,zài zhàn shù shàng zhòng shì dí rén.”  
例文日本語毛主席は言ったことがある「戦略上は敵を軽視し、戦術上は敵を重視する。」

中国語の疑問符・クエスチョンマーク「?」

クエスチョンマーク・疑問符については中国語も日本語も使い方は同じで、疑問文の最後につけます。ただ、日本語では疑問文でも「?」をつけないケースがありますが、中国語では疑問文であれば必ず「?」をつけるので、そこが違いと言えます。

標点符号?
中国語问号/wènhào
意味疑問を表す
中国語例文你是日本人吗?
例文ピンインNǐ shì Rìběnrén ma?
例文日本語あなたは日本人ですか?

中国語の引用符「“ ”」

中国語の引用符(👉“ ”)は会話を意味するので、日本語で言う所の「」と同じ役割になります。

標点符号“ ”
中国語引号/yǐnhào
意味会話文や特別に強調する場合に使う
中国語例文他说:“我明天再来。 ”
例文ピンインTā shuō:“Wǒ míngtiān zài lái. ”
例文日本語「明日また来ます」と彼は言った。

中国語の感嘆符「!」

こちらも「?」同様に中国語と日本語で使い方の違いはありませんが、やはり日本語ではつけないこともありますが、中国語では必ずつけます。

標点符号
中国語感情号/gǎnqínghào
意味強い感情を示したり、感嘆文の後ろに使う
中国語例文这个怎么这么贵!
例文ピンインZhè ge zěn me zhè me guì!
例文日本語これなんて高いんだ!

以下の標点符号(記号)は、基本的にはHSK书写で使用する必要はありませんが、文章を読む時には必要なので、ここでまとめて覚えておきましょう。

中国語の括弧「( )」

中国語の()は日本語と同じで、注釈として使います。

標点符号( )
中国語括号/kuòhào
意味文中の注釈部分を示す
中国語例文关东大地震是大正12年(1923年)日本关东地区发生的强烈地震。
例文ピンインGuāndōng dà dìzhèn shì Dàzhèng 12 nián (1923 nián) Rìběn Guāndōng dìqū fāshēng de qiángliè dìzhèn。
例文日本語関東大震災とは大正12年(1923年)日本の関東地方で起きた強い地震のことです。

中国語のセミコロン「;」

中国語のセミコロンはフレーズ(節)が並列関係になる時に使います。日本語ではあまりセミコロンは使わないですね。

標点符号
中国語分号/fēnhào
意味文中で並列されているフレーズを表す
中国語例文你想办的事,我一定办;你不同意办的事,我一定不办。
例文ピンインNǐ xiǎng bàn de shì,wǒ yídìng bàn;nǐ bù tóngyì bàn de shì,wǒ yídìng bú bàn.
例文日本語君がやりたいことは必ずやるし、君が同意しないことは絶対にやらない。

中国語の三点リーダー・省略記号「……」

中国語の省略記号の点は6つです。使い方は日本語と同じように使いますが、日本語の場合は3つが多いですね。

標点符号……
中国語省略号/shěnglüèhào
意味文中の省略部分を示す
中国語例文这儿附近有办公大楼、酒店、大商场……
例文ピンインZhèr fùjìn yǒu bàngōng dàlóu、jiǔdiàn、dà shāngchǎng……
例文日本語この付近にはオフィスビル、ホテル、ショッピングセンター…などがある。

中国語のダッシュ「──」

ダッシュの使い方は中国語も日本語も同じです。

標点符号──
中国語破折号/pòzhéhào
意味次が注釈や説明であることを示す
中国語例文他是从熊猫的故乡──四川省来的。
例文ピンインTā shì cóng xióngmāo de gùxiāng ── Sìchuān Shěng lái de.
例文日本語彼はパンダのふるさと──四川省からやってきました。

標点符号(記号)は1文字扱い?

ここでは文字カウントなどについても記載しておきます。

標点符号(記号)は基本的には1マスに1つ記入します。そして、1文字扱いとしてカウントされます。

また、「──」「……」は2マスにかけて記入するため2文字扱いです。

各段落最初の2文字の空欄も同じく2文字扱いとしてカウントされます。

行の最後に標点符号(記号)が来るときはどうする?

行の最後に標点符号(記号)が来る場合には、次の行の最初に書くのではなく、行の最後の文字と一緒に1マスの中にまとめて書いてしまってOKです。

文章を要約する際の3つのコツ

約1,000字の原文を約400字に要約するので、長い文章を短くするテクニックも必要になります。ここでは3つのコツをお伝えします。

会話文は普通の文に変える

元の文章の中には会話文が含まれることがありますが、この会話文は長く、余計なことも含まれるケースが多いので、そのまま使うのではなく、そのセリフの意味を、会話では無い普通の文として書き出します。

形容詞や副詞などの飾りを削る

形容詞や副詞などは文章の内容の核ではなく、その文章を綺麗に飾るために必要な要素です。その他美しい文章にするための語句については要約という観点では不要なので、これらを削ることで短くしましょう。ストーリーの内容に影響のある言葉などは削ってはいけません。

心の声、自問自答などは削る

登場人物が心の中で自問自答するシーンなどが出てくることがあります。こうした自問自答のセリフや心の声がストーリー展開に直接関係ない場合は丸ごと削ってしまって良いです。あくまでも「要するにどういうことなのか」を考えていきましょう。

正しい文章を書くための3つのコツ

作文で重要なのは減点されないことです。つまり、正しい文章を書く必要があります。そのためには中国語力を上げたり、語感を鍛えるために多くの中国語に触れることが大切ですが、ここではすぐにできる対策として3つのコツを紹介します。

原文の文章をそのままパクる

自分でゼロから文を作る必要はありません。原文にあるものをそのまま使うことで間違えを無くせるので、真似できるところは覚えて真似してしまいましょう。そのまま使ってOKです。

中国語の基本文法を確認して、基本文法で文を作る

中国語の基本であるSVOであったり、是述語文、形容詞述語文などで文を作ることで間違いを極力減らします。

是述語文などは中国語を勉強した最初に出てくる文ですが、「A是B在〜〜〇〇的C」(AはBが~~で〇〇したCだよ)などの文を使うことで多くを表現できるので、こうした基本文法を駆使しましょう。

そして、介詞を使った句は動詞の前に置くなどという基本的なところも改めて押さえておきましょう。

自信の無い文法、複雑な文は避ける

自信がない文法は避けて、使わないことも大切です。とにかく考えなければいけないのは如何に減点されないかということなので、ちょっとトライしてみようという考えは本番では本当に不要です。(練習ではどんどんトライした方が良いですが)無難に、安全でシンプルな作文を心がけましょう。

ネット試験を受験する場合の注意点

HSKには紙の試験の他に、会場に行き、そこにあるパソコンで問題に答えて行くという「ネット試験」があります。このネット試験での作文は搜狗(sōugǒu)という入力ソフトを使うことになるので、事前に家でもこのソフトをダウンロードして、タイプ打ちの練習をしておきましょう。

■搜狗(sōugǒu)のダウンロードサイト:https://pinyin.sogou.com/

HSKネット試験についての詳細はこちらをご覧ください。

まとめ

中国語に限らずですが、試験の勉強は「実力」と「試験力(テクニック)」の両輪が大切です。今回は「試験力(テクニック)」について説明していますが、同時に中国語の実力も身につけていきましょう。そのためには毎日のトレーニングが必要なので、焦らず、弛まずに学習を続けていきましょう。

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ABOUT US
伊地知太郎中国語コーチングスクールthe courage代表コーチ
大学在学中、中国の北京師範大学に留学し、1年で中国語力をビジネスレベルにまで高める。帰国後、三菱重工業株式会社にて海外人事・資材調達業務を経験。その後、語学コーチングスクールPRESENCEにて700名以上の受講生の語学学習をサポート、コーチの育成や中国語コースの立ち上げを経て、語学コーチングスクールthe courage(カレッジ)を設立。