台湾の基本情報
まずは台湾の基本情報として、言語・気候・日本との時差などについて紹介していきます。
台湾の言語
台湾では中国語が話されています。発音や文法など、中国大陸で話される普通語とほぼ同じですが、単語や声調など違う部分も少しあります。ただ、台湾で勉強した中国語は、中国大陸でも問題なく通じるレベルです。
台湾では、文字は繁体字を使用しています。繁体字とは、日本語よりも画数が多い文字ですが、簡体字に比べてやや日本の漢字に似ているところもあり、日本人には馴染みやすい漢字ですので、日本人には勉強しやすいでしょう。
台湾の気候
大半の国土は細長く、北部と南部で気候はやや異なります。
北部は亜熱帯、南部は熱帯気候。そのため夏場はかなり暑く日差しもきついです。いい天気だと思って外に出ても、突然スコールのような雨が降るため、雨具や傘などはいつも持ち歩く必要があります。また、一年を通して雨が多く、季節によっては湿度がかなり高いです。
私自身は、雨の多い時期は、部屋で一日中除湿機を動かしっぱなしにしていました。秋や冬でもじめじめしていることも多く、冬場などはそれほど気温が下がらない割に寒さを感じます。コンパクトにたためるダウンジャケットや薄手のセーターなどを重ね着すると、脱ぎ着できるため便利でした。
台湾と日本の時差
日本と台湾の時差は一時間で、台湾が日本よりも遅いです。つまり、日本の時間からマイナス一時間した時間が台湾の時間ということになります。サマータイムもありません。
日本からのフライト時間は3時間程度です。私自身は台湾渡航の際は「もう着いたの?」と思うことがよくありました。
台湾人の国民性
台湾は全体に親日で、親切でフレンドリーな人たちが多い印象です。親切な人が多く、私も台湾で道に迷ってウロウロしていて「大丈夫?」と声をかけてもらったことが何度もありました。中には、日本人だとわかると日本語で話してくれるおじいさんなどもおり、しばし会話を楽しんだことが何度かありました。
このように、台湾人は全体におおらかな国民性で親日であるため、知り合いになるといろいろと親切にしてくれる方も多いでしょう。私も台湾滞在中に、台湾の友人に助けられました。
台湾留学の種類
次に台湾留学の種類について説明していきます。
語学留学(短期・長期)
語学留学は「語学学校」に通うパターン。通学期間やどの学校にするかなど比較的自由度が高いです。
「語学学習だけでなく観光なども充実させたい」「趣味にも時間を使いたい」方は、まずはノービザで3か月ほど入国しながら、気に入った語学学校を探しみることもできるでしょう。
また、長期の語学留学の場合は大学付属の語学研修機関なども検討できます。大学留学ほどではないものの、専門的に中国語を勉強することが可能です。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーは留学と職業体験を一緒に経験できるスタイル。語学学校に通う一方、現地での就労体験ができ、教室で学んだ中国語を実際に仕事の現場で生かせます。
学費や生活費が心配な方などは、働きながら勉強できるワーキングホリデーだと経済的にも比較的負担が少ないでしょう。但し、ワーキングホリデーは年齢制限があり、対象は18歳以上30歳以下です。
大学留学
大学留学は本格的に大学で中国語を勉強したい方向けのスタイル。
現地の大学に留学するので、学費などもそれなりに高くなります。ただ、その分中国語を専門的に学べるため、将来仕事に役立てたい中国語を極めたい、と考えている方は真剣に検討してみる価値はありますね。
大学やエージェントによる留学生向けの日本語によるサポートもあるようですので、中国語が不安な方でも安心して台湾生活を続けられるでしょう。
大学留学についてもっと知りたい方はこちら!
台湾留学にビザは必要?
台湾留学で使えるビザについて紹介していきます。留学の際に使えるビザの種類は3種類です。
観光ビザ/ノービザ
まずはお試しで3ヶ月ほど台湾に行ってみたいみたい、という方には観光ビザ(ノービザ)がおすすめです。日本国籍を持っていれば、ビザの申請なしでも最大90日間台湾に滞在することが可能です。
海外、台湾の生活を続けられるかどうか心配な方は、まずは3ヶ月ほどノービザでお試しで行ってみてもいいでしょう。
停留ビザ/学生ビザ
90日以内の短期留学であっても、 停留ビザ/学生ビザを取得しておいた方が安心だと思います。台湾では日本人であれば90日以内の滞在はビザが必要ありません。ただ、状況によってはまれに入国を拒否されることもあるようです。
台湾滞在中の様々なサポートを考えても語学留学での滞在が決まっているなら、できれば学生ビザを発行してくれる学校から留学ビザを発行してもらい滞在するのが安全でしょう。
さらに、90日以上就学する予定の場合は、台湾に渡航する前に事前に停留ビザ/学生ビザを申請しておく必要があります。また、一回のみ延長が可能ですので、最大で180日まで滞在が可能です。もし、事前に半年以内の滞在であることを予定している場合はこちらのビザで滞在できます。
また、停留ビザには「シングルビザ(1度出国すると失効)」、「マルチビザ(何回でも出入国可)」の2種類があります。緊急で日本への一時帰国する場合があるかもしれませんので、「マルチビザ」を取得しておくほうが安全でしょう。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデービザは、1年間滞在でき、就労や就学どちらも可能です。ビザ発行後1年以内に渡航し、台湾入国日から180日までの滞在できます。さらに、台湾で180日の延長が可能ですから、最大360日の滞在が可能になります。
台湾留学の費用は?
台湾の留学費用はどれくらいかかるのか、みていきましょう。
1ヶ月あたりの台湾留学の費用(目安)
学費や生活費などすべてあわせて、おおまかに15万円〜30万円くらいになるかと思います。もちろん、どのような学校に通うのかによっても費用は変わってくるかと思いますので、目安として参考にしてください。
1ヶ月に必要な費用の主な内訳は以下です。
【語学留学の場合】
渡航費用 | 3〜6万円 |
学費 | 4〜8万円 |
滞在費 | 4〜8万円 |
生活費 | 4〜8万円 |
学費については、1ヶ月で4万円〜8万円としましたが、学校によっては宿泊先なども提供している学校もありますので、そうなると費用はさらに高くなります。学生寮に滞在する場合は平均で一人部屋だと約5万円~の追加になるようです。
ちなみに台湾留学の場合、寮、アパート、どちらがメジャーともいえず・・・台湾に行ったばかりで不慣れな方は寮を選ぶこともありますが、費用によっては2~3人部屋になる場合もあるため、自分でアパートを探して住む場合もあるようです。
期間別の台湾留学の費用(目安)
さらにそれぞれの期間の費用は以下のようになります。
1 ヶ月 | 15~30万円 |
3ヶ月 | 30~60万円 |
6ヶ月 | 30~60万円 |
1年 | 120~240万円 |
留学費用は期間によっても異なりますし、留学先が語学学校か、大学かによっても異なるでしょう。語学学校なら15〜30万円ほどですが、大学となると20〜50万円ほどになるようです。
台湾は日本よりは比較的物価が安いとはいえ、驚くほど安いとは言えないレベルです。電化製品やコーヒーなどの嗜好品、また日本料理はそれなりに高くなるため、ライフスタイルによっては生活費が日本と同じくらいになる場合もあるでしょう。
台湾留学で人気の都市
台湾留学先として人気の4都市を紹介します。
台北
台湾留学でまずは一番人気なのが「台北」です。台北には、大学や語学学校が数多くあり、学生街におしゃれなカフェ、ショッピングモールなども豊富にあるため、学生生活を楽しめます。
初めて海外生活をする方にとっても、留学生活を楽しむことができるでしょう。また、台北には観光地も豊富で、歴史的にも価値の高い建造物も数多くあるため、休日には観光も楽しめます。
台中
台湾第三の都市「台中」は、商業都市としてもかなり発展しており、住みやすい都市です。年間を通して気候も穏やかで、全体に過ごしやすいのも特徴です。
さらに、台中は自然が豊かなことでも知られており、休日には公園などでリラックスして過ごし、スポーツを楽しむこともできます。台中には市街地から日帰りで行ける温泉もありますよ。
高雄
台湾第二の都市「高雄」は豊かな自然に囲まれた都市。南国ならではののんびりとした町の雰囲気が人気です。さらに、台北などに比べても生活費や学費も安いのも魅力の一つです。国立大学、語学学校なども数多くあり、留学先の選択肢も多いです。
高雄のもう一つの魅力は料理や食べ物が安くて美味しいこと。おしゃれなカフェやレストランも多くあり、庶民的な食堂もリーズナブルで美味しい料理が提供されていることから、自炊が難しい留学中には助かるでしょう。
台南
台南も、語学留学では人気の都市。他の都市に比べ選択肢は多くないものの、温暖な気候とのんびりした町並みは魅力で、生活費も安いのが特徴です。
台北は都会過ぎて住みにくい、と感じる方には台南はおすすめの都市です。
コロナ禍における台湾留学の現状
コロナウイルスによる国家間の移動が制限されている現在の状況(2021年12月)ですが、一時期は日本からの渡航の場合、大学の正規生だと比較的入国が容易でした。一方、ワーキングホリデー、観光ビザや中国語研修の停留ビザでの入国は難しい状況です。このスタイルでの留学を検討中の方は、まずはコロナ禍が落ち着くのを待つ必要がありそうです。
ただ、世界的にコロナ渦が猛威を振るっている中で、台湾国内ではコロナの感染をかなりコントロールできている状況のため、台湾は留学先としても安心と言えそうです。
中国語習得に台湾留学はおすすめ
今日は、おすすめの留学先「台湾」を取り上げてみました。親日的で、人懐っこく、物価も安い台湾。さらに、日本統治の影響もあり、文化的にも日本に近い要素を持つ台湾は、海外での生活を経験したことのない方にとっても、比較的に簡単に慣れることができる場所です。
さらに、文字が繁体字であることを除けば、中国大陸でもほぼ通じる中国語を学べますから、今後中華圏でグローバルに活躍したいと考えている方も、まずは一度留学先として検討していてはいかがでしょうか。
迷わず、挫折せずに中国語を学びたいという方は、自分にあった学習方法をプロの中国語学習コーチに相談することがとても有効です。無料カウンセリングを実施していますので、ぜひ一度相談してみてください。
無料学習相談受付中
無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。
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親日で日本からも比較的近く物価も安い留学先、、、といえば「台湾」ですね。中国語を勉強しに海外に行きたい多くの人たちが、一度は台湾留学を検討するかと思います。私自身、台湾での生活を経験しましたが、おすすめの留学先です!この記事では、台湾留学について紹介していきます。