中国語で一番よく使われる「どういたしまして」
不客气
(bú kè qi)
ブークーチ
最も一般的に使われる「どういたしまして」の表現。「客气」は「遠慮」という意味がありますので、直訳すると「遠慮しないで」という意味になります。
感謝や謝罪など色々な場面で使われていますが、人によっては「友達に使うには少しオーバーかな?」と感じるネイティブもいます。
ありがとうに対して中国語で「どういたしまして」
「谢谢(ありがとう)」には、他にも以下のような返し方があります。
不用谢
(bú yòng xiè)
ブーヨンシエ
どういたしまして
「谢谢(ありがとう)」に対して使える「不用谢(ありがとうはいらないよ)」は、「遠慮しないで」や「どういたしまして」という意味。友達とのカジュアルの場でも仕事の場でも使える便利なフレーズです。
例えば、友達にプレゼントをし、「非常感谢(fēi cháng gǎn xiè フェイ チャン ガン シェ)」(大変感謝しています)と、とても喜ばれるとします。それに対しては、「不用谢,我也很高兴(bù yòng xiè・wǒ yě hěn gāo xìng)」(どういたしまして。わたしもうれしいです)などと返すことができます。
不谢
(bú xiè)
ブーシエ
いえいえ
「不用谢」をさらにカジュアルにしたのが「不谢」。親しい友達や恋人同士、など相手から軽く感謝された時に使えます。
别客气!
(bié kè qì)
ビエクーチ
遠慮しないで
相手が感謝し、恐縮しているような場合には、「别客气!(bié kè qì)」と伝えられます。これは、「そんなに遠慮しないでください」という意味です。「别」は「〜しないで」という禁止表現ですが、相手がややおおげさに感謝している場合は、「遠慮しないで!」と言うことができます。
褒められたことに対して中国語で「いえいえ」「とんでもない」
中国語を話していると、「中国語お上手ですね!」などと褒めてくれるときがあります。そういった場合などの「ほめられた時」は以下のようなフレーズを使うことができます。
哪里哪里
(nǎ li nǎ li)
ナーリーナーリー
いえいえ
もともと「哪里」は「どこ」という意味の単語なので、「どこが?」のような意味で、相手の褒め言葉を軽く受け流す言葉ですね。褒め言葉に対する言葉として最も一般的に使われている表現です。
また、哪里哪里をややカジュアルにしたのが以下の言い方です。
哪里
(nǎ li)
ナーリ
いえ
友達同士など、カジュアルな場面で使える表現です。相手の褒め言葉をより軽く受け流すようなニュアンスなので、「哪里哪里」と重ねて言った方が柔らかい感じになります。
哪儿的话
(nǎr de huà)
ナールダファ
とんでもない
「哪儿的话」は年配の人が使う言葉というイメージがあります。
最近の中国の若い人であれば、「谢谢(xiè xiè)」(ありがとう)と言ってそのまま受け取ることが多いようです。
他にも、褒め言葉に対し、謙遜するときに使えるフレーズをいくつかご紹介します。
过奖了
(Guò jiǎng le)
グゥォ ジィァン ラ
褒めすぎですよ
「そんなに大げさな」というニュアンスのフレーズです。
没那么好
(Méi nàme hǎo)
メイ ナー ムァ ハオ
それほどでも
こちらは「それほどでもないですよ」」という意味の言葉です。
謝罪をされた時に使える「問題ないよ」「気にしないで」
謝罪の言葉への返事の表現も見ていきましょう。
没问题
(méi wèn tí)
メイウェンティ
大丈夫です
最も一般的に使われるフレーズで「大丈夫だよ」というニュアンスです。「ごめんなさい」といった少しシリアスな謝罪から、「ごめん」などの軽めの謝罪への返答として幅広く使えます。
没什么
(méi shén me)
メイシャンマ
どうってことないです
「なんでもないですよ」「いえいえ」という意味の言葉です。
好了,好了
(hǎo le hǎo le)
ハオラ ハオラ
いいよ、いいよ
「分かった、分かった」という意味としても使われますので、相手の謝罪にたいして「気にしないで」と伝えたい時に使えます。ただ、言い方によってはやや不機嫌に「もういいよ」と言っているようにも聞こえてしまうことがあるのでご注意を。
没有〜
(méi yǒu〜)
メイヨウ〜
いいえ〜
「没有」は「ない」という意味の単語ですが、「たいしたことないよ」という意味です。友達同士で使うことができます。また「没有了」(メイヨウラ)と「ラ」を付けると、女性が使うようなやや柔らかい感じになります。
不要紧
(bú yào jǐn)
ブヤオジン
たいしたことじゃないよ
紧は「紧张(jǐn zhāng)「緊張する」の意味です。つまり「緊張しないで(たいしたことじゃないよ)」という意味の言葉です。
相手の謝罪の時の反応によって使い分けができそうですね。
台湾での「どういたしまして」
不会
(bú huì)
ブーホェ
どういたしまして
台湾人には「哪里哪里(nǎ li nǎ li)」などは「中国大陸の言葉」と感じるようですので、場合によっては注意が必要です。台湾では基本的に、「不会(bú huì)」と反応したほうが喜ばれるように思います。
この「不会(bú huì)」はフォーマルな場面からカジュアルな場面まで使えます。また感謝への返事だけでなく、謝罪への返事でも、台湾ではすべてこの「不会」で返答している印象です。
台湾旅行に行ったら、まずはこの「不会(bú huì)」を使えるようにしておくと、会話がスムーズにいきそうです。
おわりに
場面や丁寧さに応じて、使える表現は本当にいろいろありますね。
日本語では、相手の感謝などに軽く会釈するとか、笑顔で返すだけの場合もありますが、中国語では必ずなにかしらの返事をしているよう思います。
毎回「不客气(bú kè qi)」だけではなく、場面に応じていろいろバリエーションを増やしていきたいですね!
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中国語で最初に勉強するフレーズと言えば「谢谢(xiè xiè ありがとう)」ですね。では、相手が「谢谢」と言ったときは、なんと返事をするのがいいのでしょうか?中国語では「どういたしまして」にあたる表現は「不客气(bù kè qì)」です。この表現、実は感謝の言葉、謝罪の言葉などいろいろな場面で使われます。また、場面によっては他の表現がふさわしいときもあります。この記事では中国語での様々な「どういたしまして」の表現をわかりやすくご紹介していきます。