HSKネット試験とは?紙試験との違い・日程・会場・結果はいつわかる?【受験体験】

伊地知

中国語の資格試験であるHSKには紙試験の他にもネット試験(HSKibt)がありますよね。このネット試験とはいったいどんな試験なのでしょうか?紙試験と全く同じですか?

フミコフ

今回はそんな不安を取り除くために、私がこれまで実際に受験してきた経験をもとに、HSKネット試験のことをできるだけ詳しくお届けします!この記事を読めば、受験までの流れがひととおりわかり、安心して受験できるはずです。

監修:伊地知 太郎(the courage 代表。HSK&HSKibt認定校として、紙試験とネット試験の両方で試験監督を務めた経験があります)

この記事のポイント
  • HSKには紙試験とネット試験(HSKibt)があり、級・問題の内容・成績の効力は同じ
  • ネット試験は毎月1回。申し込みは試験日の10日前の17時まで、結果は約2週間後にわかる
  • 紙試験は申し込みの締切が試験日の約1か月前、結果は約1か月後。2026年は12月13日の回が全国25都市で行われる
  • 日本では紙試験とネット試験を運営する団体が別で、申し込み先・問い合わせ先が違う

※今回ご紹介するのは、日本国内でHSKネット試験を受験する場合です。日本以外で受験する場合は、試験開催国の方法、指示に従う必要があります。

動画でも概要を見たい方はこちらの「HSKネット試験徹底解説」をご覧ください。

HSKの試験日程(2026年)

2026年のこれからの試験は、ネット試験が10月17日・11月7日・12月13日、紙試験が11月7日・11月23日・12月13日です。申し込みの締切は、ネット試験が試験日の10日前の17時、紙試験がおよそ1か月前です(2026年9月28日時点)[1][2]。ネット試験と紙試験は別々に日程が決まっているので、受けたい方の表で確かめましょう。

ネット試験(HSKibt)の日程

ネット試験は毎月1回あり、どの回でも1〜6級のすべての級を受けられます[1]。

試験日申込締切(17時)結果の発表日
1月24日(土)1月14日(水)2月9日(月)
2月14日(土)2月4日(水)3月9日(月)★
3月29日(日)3月19日(木)4月13日(月)
4月11日(土)4月1日(水)4月27日(月)
5月17日(日)5月7日(木)6月1日(月)
6月28日(日)6月18日(木)7月13日(月)
7月18日(土)7月8日(水)8月3日(月)
8月23日(日)8月13日(木)9月7日(月)
9月13日(日)9月3日(木)9月29日(火)
10月17日(土)10月7日(水)11月2日(月)
11月7日(土)10月28日(水)11月23日(月)
12月13日(日)12月3日(木)12月28日(月)

★の月は、結果の発表が1週間ほど遅れます。発表の時刻は決まっていません。スピーキング試験のHSKKも同じ日に行われ、結果は約3週間後です[1]。HSKKの試験の中身は、HSKKの解説をどうぞ。

紙試験の日程(2026年10月以降)

紙試験は、2026年は4月以降毎月行われていて、開催地は東京だけの回から全国25都市の回までさまざまです。10月以降の予定を表にしました[2]。

試験日申込の受付開催地(受けられる級)結果の照会(予定)
10月17日(土)受付終了東京(1〜6級)11月17日
10月18日(日)受付終了愛知・大阪(1〜6級)11月17日
11月7日(土)9月7日〜10月7日東京・新潟・長崎(1〜6級)、青森・福島・福井・三重・和歌山・鳥取・愛媛・宮崎(2〜5級)12月7日
11月23日(月・祝)9月28日〜10月23日東京・大阪(1〜6級)12月23日
12月13日(日)10月13日〜11月13日北海道から沖縄までの22都市(1〜6級)、秋田・茨城・香川(2〜5級)。HSKKは9都市2027年1月20日

上の表の出典はHSK日本実施委員会です。アジア国際交流奨学財団も、10月17日と12月13日に東京・京阪神エリアで紙試験を行います(12月13日の回は11月5日必着)[3]。

11月22日(日)には東京で、HSK7〜9級の試験もあります(受付は10月22日まで)[2]。こちらを行うのはHSK日本実施委員会で、7〜9級は紙の試験ではなく、会場に置かれたパソコンで答える形式です。どんな試験かは、こちらの解説記事をどうぞ。

中国側は、新しいHSK(HSK3.0)の世界での正式スタートが2026年12月13日だと発表しています[4]。日本では2027年中に新しい形式へ移る見込みなので(2026年9月現在)、受ける回の形式は公式サイトで確かめてから申し込むと安心です。HSK3.0で何が変わるのかは、HSK3.0の解説で説明しています。

名前の似た「中国語検定(中検)」は、HSKとは別の試験です。中検の試験日を知りたい方は、中国語検定のレベル・日程の解説へ。HSKと中検のどちらにするかで迷ったら、2つの試験を比べた解説もどうぞ。

HSK受験には2種類ある

現在、日本国内でHSKを受験する場合紙試験とネット試験の2つの試験方式から選べます。

どちらも中国政府公認の中国語の資格試験であるHSK(汉语水平考试)ですが、ネット試験の方は日本国内での認知度はまだ低く、情報も少ないというのが現状です。

ここからはそのHSKネット試験について説明していきます。

HSKネット試験について〜紙試験と同じこと、違うこと〜

伊地知

あのー、HSKネット試験って、HSKのことですよね?実はあまりわかっていなくて・・・

フミコフ

そうです!中国語の検定試験であるHSKのことです!まずはそもそもHSKネット試験ってなんなのかというところから説明していきますね。

そもそもHSKネット試験ってなに?

HSKネット試験は、紙の代わりにパソコンで答えるHSKです[1]。

「ネット試験」というと、インターネットができれば家でも受けれるの?と思われるかもしれませんが、日本のネット試験は、自宅ではなく会場で受ける方式です。

試験日当日試験会場に出向き、座席に用意されたパソコンで解答をしていきます。

HSKネット試験で使うパソコンとヘッドフォン

日本でネット試験と紙試験を運営しているのは、別々の団体です[1][2]。

試験方式日本での運営公式サイト
ネット試験日本HSK/YCT試験事務局(株式会社新華コンサルティング)hskibt.jp
紙試験HSK日本実施委員会(一般社団法人日本青少年育成協会)hskj.jp
紙試験(東京・京阪神エリア)アジア国際交流奨学財団(HSK西日本事務局)hsk.chuken.org

申し込みや問い合わせは、受ける試験の窓口にします。紙試験の窓口も、ネット試験のことは運営する団体に直接問い合わせるよう案内しています[2]。紙試験の日程や手続きとしてこの記事で紹介するのは、表で先に挙げたHSK日本実施委員会のものです。アジア国際交流奨学財団の紙試験は2026年は5回で、申し込みの方法も別なので、受ける場合はそちらの公式サイトで確かめてください[3]。

ネット試験と紙試験の違いは?

ネット試験と紙試験は、どちらも「中国教育部中外語言交流合作中心」が主催しており、どちらの試験方式で受験してもHSKの資格の有効性に違いはありません。

また以下についてもネット試験、紙試験に違いはありません。

  • レベル・級(筆記のHSKは1〜6級、スピーキングのHSKKは初級から高級の3段階)
  • 試験の内容
  • 試験の開始時刻
  • 受験料
  • 資格としての効力
  • 成績報告書(書式も効力も同じ)
伊地知

ん?じゃあ紙試験と同じでは?

フミコフ

それが結構違うんです。ネット試験の方が良いケースもあるので、具体的な6つの違いを紹介します。

主な違いを、先に表にまとめておきます[1][2]。

項目ネット試験(HSKibt)紙試験
試験の回数毎月1回2026年は4月以降、毎月(開催地は回ごとに違う)
受けられる級毎回すべての級回や会場によって違う(2〜5級だけの会場もある)
申し込みの締切試験日の10日前の17時試験日の約1か月前
申し込みの方法インターネットインターネット(マイページ)または郵送の願書
受験票申込締切の翌日から公式サイトでダウンロード試験の7日前以降、マイページで取り出す(郵送で申し込んだ人には郵送)
答え方パソコン(作文はピンインで入力)問題用紙と解答用紙
持っていくもの受験票と身分証明書(時計や筆記用具は机に置けない)受験票・身分証明書・筆記用具・時計
結果がわかる時期約2週間後(HSKKは約3週間後)約1か月後
紙の成績報告書約45日後に、登録した住所へ郵送希望する人が申請(1,100円)、約2か月後に郵送
受験料1級3,850円〜6級11,550円ネット試験と同じ。郵送用の願書(税込550円)で申し込むと、受験料が550円引き

毎月「全級」受験できる

紙試験は、回や会場によって受けられる級が決まっています。2026年11月7日の回を例にとると、青森・福島・福井など8つの会場は2〜5級だけです[2]。ネット試験なら、毎回すべての級を受けられます。ただし、会場によっては試験がない月もあります[1]。

試験10日前まで申込できる

紙試験の場合、基本的に申込の締切日は試験日の1か月前ですが、ネット試験の申込締切り日は試験日の10日前の17時までと、試験直前まで受け付けています。ただし、試験会場が定員に達すると締切日より前でも申し込みができなくなるので[1]、希望の受験会場がある場合はお早目のお申込みをすることをおすすめします!

試験結果は2週間後に確認できる

これはネット試験最大の利点だと思いますが、成績が出るのがとにかく早い!紙試験より半月ほど早く結果がわかります[1][2]。発表日の目安や結果の見方は、この記事の「HSKの結果はいつわかる?見方は?」で説明しています。

受験票は自分で準備する

ネット試験の受験票は郵送されず、自分でダウンロードして用意します。申込締切日の翌日から、公式サイトの「受験票ダウンロード」で取り出せます(始まる時刻は決まっていません)。中国側のサイト「中文考试服务网」からも取り出せますが、こちらは前もってユーザー登録が必要です[1]。公式サイトで入力するのは、次の3つです。

  1. 氏名(漢字。漢字の名前がない人は、ひらがな・カタカナか英語の名前)
  2. 申し込みで使ったメールアドレス
  3. 「認証コードの送信」を押すとメールで届く認証コード

ダウンロードした受験票は、印刷するか、スマートフォンなどに保存して、当日の受付で見せます。受験票がないと受験できないので、試験日の3日前までに用意しておきましょう[1]。認証コードのメールが届かないときは、まず迷惑メールのフォルダを確かめ、それでも見つからなければ試験前の金曜日17時までに事務局へ連絡します[1]。

パソコン操作で解答していく

パソコンを使った試験なので、解答はパソコンで入力します。リスニング(听力)、読解(阅读)問題は、画面上に問題と解答選択肢が表示されますので、解答を選択肢から選んでポチポチ押したり、カーソルを移動させたりします。作文(书写)問題はキーボードで中国語(ピンイン)を打ち込んで解答していきます。

またリスニング問題は、受験生全員で同じ音源を聞くのではなく、ヘッドフォンを装着してパソコンから流れてくる音声を聞きながら解答していくので、紙試験よりも集中できる気がしました。

時計がいらない

ネット試験は、試験会場でパソコンにログイン後はすべてインターネットが時間を管理してくれます。

画面ログイン後の試験開始までのカウントダウンや試験の残り時間はすべて画面上に表示されるので、時計をチラチラ見あげ、焦るということはありません。しかし、画面上の残り時間の表示を見て焦るということはあると思います。

レベルと合格点は紙試験と同じ

HSKのレベルは世界共通で、紙試験とネット試験で違いはありません。1〜4級は、合計点の6割以上で「合格」です。5級と6級の成績報告書には合否が書かれず、点数だけが載ります。目安は180点(300点の6割)以上で、これを超えればその級の力があるとされます[1][2]。各級の単語数や合格点は、HSKの級・受験料のまとめの一覧表で確かめられます。

HSKの結果はいつわかる?見方は?

結果がわかる時期

ネット試験の結果は、試験日から約2週間後にわかります。ただし、HSKの日程表で★が付いている月は、発表が1週間ほど遅れます(2026年は2月の試験。スピーキング試験のHSKKは2月と4月の試験)[1]。紙試験は約1か月後で、2026年12月13日の試験なら2027年1月20日の予定です[2]。

ネット試験は結果が早く出て、申し込みも10日前までできるので、結果を見てから翌月の試験に申し込める月もあります。2026年の日程で数えると、3月・5月・6月・8月・10月・12月の試験は、前の月の結果が申込締切より前に出ます[1]。合格していなければもう一度、合格していれば上の級へと、早いテンポで目標の級に近づけます。

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試験結果はどうやって見る?

ネット試験の結果は、公式サイトの「成績照会」か、中国側のサイト「中文考试服务网」で見られます[1]。公式サイトでは、次の4つを入力します。

  1. 受験番号(Hで始まる18桁)
  2. 氏名(漢字。漢字の名前がない人はひらがな・カタカナか英語の名前。姓と名の間は半角スペース)
  3. 申し込みで使ったメールアドレス
  4. 「認証コードの送信」を押すとメールで届く認証コード


受験番号は半角の英数字で、氏名は姓と名の間に半角スペースを入れて入力します。

紙試験の結果は、試験のおよそ1か月後に見られるようになります。確かめる場所は、マイページか「成績照会」のページ(どちらもHSK日本実施委員会)です。成績照会のページでは、受験票にある准考証号(受験番号)と氏名を入力します[2]。

紙の成績報告書は、ネット試験では試験日の約45日後に、申し込みのときの住所へ郵送されます。急いで提出したい人向けに、事務局独自の「成績内容証明書」(有料)もあります[1]。紙試験では、2025年7月試験以降、マイページで「成績通知書」(PDF)を無料で取り出せるようになりました。原本の成績報告を紙で受け取りたい人は別に申請し(1,100円)、試験日の約2か月後に郵送で届きます[2]。

成績の見方

成績は、聞き取り・読解・作文(3級以上)の分野ごとの点数と、その合計点で示されます。各分野は100点満点で、合計は1・2級が200点、3〜6級が300点です。合格の目安は、1・2級が120点以上、3〜6級が180点以上です[1][2]。5級と6級は合否が書かれないので、大学や会社などの提出先が求める点数に届いているかを確かめましょう[1]。

HSKの会場はどこ?いつわかる?

2026年9月現在、ネット試験の会場は8都府県の13か所にあります[1]。

地域会場
関東東京(赤坂六本木・東大前・池袋・四谷・駒込)、神奈川(平塚)、千葉、茨城(取手)
中部静岡、名古屋
関西大阪(天王寺)
九州熊本(2か所)

すべての会場で毎月試験があるわけではなく、申込画面ではその月に受けられる会場だけが表示されます。定員になった会場も選べません[1]。最終的な会場は受験票の「考场位置 / Test Room」に書かれているので、受験票を取り出したら必ず確かめましょう[1]。受験票は申込締切日の翌日から取り出せるので、試験日の9日前には会場がわかります。

紙試験は、申し込みのときに都道府県を選びます。同じ都道府県に会場が2つ以上あっても、自分で選ぶことはできません。詳しい会場は、試験の約1週間前にマイページに出る受験票でわかります(郵送で申し込んだ人は、届いた受験票で確かめます)[2]。

HSKネット試験の申し込み方法は?(申し込みから受験までを体験)

では、実際申込から受験までどういった流れになるのか見ていきます。

※ここから先の体験の話は、筆者のフミコフが受けたときのものです。今の画面や流れと違うところは、公式サイトの案内を優先してください。

申込方法

インターネットで必要情報を入力

申し込みは、公式サイトの「申し込み」から開くフォームで行います[1]。フォームでは、受けたい試験(級)と試験日、受験地と会場を選び、氏名(漢字・ローマ字・カタカナ)、生年月日、登録する身分証明書の種類と番号、住所、作文を繁体字で入力するかどうかなどを入力し、顔写真のファイルも添付します[1]。

写真は、背景が無地、正面・脱帽、胸から上、3か月以内に撮ったものです。スナップ写真は使えません。サイズは横180×縦240ピクセル以上・2MB未満で、形式はJPEGかPNGです[1]。iPhoneからだと写真を送れない場合があるため、そのときはパソコンなど別の端末から申し込むよう案内されています[1]。受験票に使われる写真なので、きちんとした身なりの写真にしておくと安心です。

紙試験なら、申し込み先はHSK日本実施委員会です。マイページからインターネットで申し込むか、書店などで手に入る願書を使って郵送で申し込みます。支払いは、インターネットならクレジットカードかコンビニ、郵送なら銀行振込です[2]。

受験料支払い

入力が終わると、支払いの画面に移ります。払い方は「クレジットカード」と「コンビニ」の2通りです。受験料を払った時点で申し込みが完了します[1]。コンビニ払いの期限は3日間ですが、期限が申込締切日より後になっていても、締切日の17時までに払わないと申し込みは無効になります[1]。

申込受付及び手続完了メール受信

申し込みと支払いが済むと、申し込みで入力したアドレスあてに案内のメールが届きます。届かないときは、まず迷惑メールのフォルダを確かめましょう。アドレスの打ち間違いや受信の設定で届かないこともあるので、申し込むときにアドレスをよく確かめてください[1]。受験票のダウンロードや結果の確認にも、このメールアドレスを使います。

申し込み後の変更について

受験料を払ったあとは、受験級・試験会場・試験日のどれも変更できません。受験料も、理由を問わず返金されません[1]。紙試験は、入金したあとの試験日の変更と返金はできません。受験級と試験会場は、申込締切日までならマイページで変えられますが、変更の手数料(級を変えるときは差額も)がかかります[2]。

氏名や住所など、申し込みの内容に間違いを見つけたときは、試験日の前日までに事務局へ連絡すれば直してもらえます[1]。

受験票取得

受験票は、申込締切日の翌日から公式サイトで取り出せます(手順は上の「受験票は自分で準備する」で説明しました)。取り出したら、氏名・性別・身分証明書の番号などが身分証明書と合っているかを確かめ、違っていたら、すぐ事務局へ知らせてください。受験票を作り直してもらえます[1]。受験票には中国語版と英語版がありますが、どちらを見せてもかまいません。受験票のサンプルは、公式サイトの「よくある質問」で見られます[1]。

試験日当日

ここからは試験当日の持ち物から、当日の試験の流れまでを詳しく説明していきます。

試験時間

試験は、級によって午前・午後・夕方に分かれています。開始時刻はネット試験も紙試験も同じで、受付の始まる時刻だけが異なります[1][2]。

時間帯級と試験時間受付の開始(ネット試験)受付の開始(紙試験)試験の開始
午前2級 約65分、4級 約115分、6級 約150分8:50〜9:009:109:30
午後1級 約50分、3級 約100分、5級 約135分12:50〜13:0013:1013:30
夕方HSKK 初級・中級・高級16:20〜16:3016:4017:00

ネット試験の受付の始まりは、公式サイトの文と申込画面では「試験開始の40分前」、「試験当日の流れ」の表では30分前と、2通りに書かれています。早めに着いておくと安心です。HSKKの試験時間は、ネット試験が約20〜30分、紙試験が約37〜44分です。時間帯が違う級なら、同じ日に2つ以上受けられます。ネット試験のHSKKはどの級も17時に始まるため、HSKKを1日に2つの級で受けるのは無理です[1][2]。

受験当日の持ち物

ネット試験で必ず持っていくのは、受験票(印刷したものか、スマートフォンなどに保存したもの)と、申し込みのときに登録した顔写真付きの身分証明書の2つだけです。どの身分証明書を登録したかは、受験票に書いてあります[1]。ヘッドフォンは席に用意されていますが、自分のものを使いたい人は持っていけます。ただし、Bluetoothでつなぐヘッドフォンは使えません[1]。

試験中、机の上に置けるのは、受付で渡されるID・パスワードが書かれた紙だけです。時計・筆記用具・メモ用紙・飲み物は置けません[1]。ネット試験ではメモが一切取れないので、リスニングでメモを取りながら聞くのに慣れている人は、メモなしで解く練習をしておくと安心です。

試験会場受付

受付は、試験開始の40分前(当日の流れの表では30分前)から始まります[1]。ログインや音のチェックがあるので、早めの到着が安心です。なお、リスニングの試験が終わるまでに着けば、そのあとの見直しの時間に入室して読解から受けられますが、読解が始まると入れません[1]。電車が遅れただけでは特別な扱いはありませんが、地震や台風などで遅れるときは個別に対応してもらえることがあるので、すぐ事務局に連絡しましょう[1]。なお紙試験は、開始時刻に遅れると試験を放棄したとみなされます[2]。

試験会場に到着したら受験票と身分証明書の提示を求められます。特にモバイル機器で受験票を提示する場合は予め画面を出しておく等しておいた方がスムーズだと思います。

受験票と身分証明書の確認後、IDとパスワード(密码)が書かれている紙を渡され、座席の指示がありますので、指定された場所に着席します。この紙は試験が終わったら持ち帰らず、係の人に返します[1]。

試験開始まで

着席

席に着いたら、係の人の指示があるまで待ち、指示に従ってIDとパスワードを入力します[1]。私が受けたときは、ログインの前に画面の言語を中国語・英語・韓国語・日本語から選べました。ただ、選べるのは操作の画面や説明文の言葉だけで、試験問題と解答の選択肢は、どれを選んでも中国語(簡体字)です。

ログイン

言語選択をすると、IDとパスワード(密码)入力画面になるので、受付時に渡されたIDとパスワード入力します。

IDは受験番号と同じです。

18桁あるうえ「0」が多いので疲れ目の人は惑わされやすいと思いますが、しっかり「0」の数を数えて入力しましょう。

受験者情報確認

IDとパスワード(密码)を入力すると、受験者の情報が画面上に表示されます。自分の情報が表示されているか確認します。
万が一、表示されている情報に誤りがある場合、試験官に伝えて修正をお願いしましょう。

音声チェック

個人情報の確認が終わって[次へ]をクリックすると、音声チェック画面になります。音声がパソコンからきちんと流れてくるかを確認します。

音声の大小は画面上で調整可能です。自分の最適な音量に合わせたら[次へ]をクリックします。
なお、音量は試験が始まってからも調整ができます。画面の右下くらいに音量調整のアイコンがあるのでそれで調整できます。

特に自分のヘッドフォンを使用する場合は、音が聞こえるかどうかこの時にきちんとチェックしましょう。

待機

音量調整が終わったら試験開始まで待ちます。画面上に試験開始までの時間がカウントダウンで表示されるので、試験開始までは画面上の注意事項をみたり、机の上に配布されている説明資料を確認したり、トイレに行ったり、リラックスしたりして過ごしましょう。

試験開始前に試験にあたっての注意事項の説明がありますので、注意事項をよく聞いて試験に備えます。

試験開始1分前

試験開始の1分前になると、画面が切り替わりリスニングの画面に移ります。

音声は流れませんが、リスニングの全問題の解答の選択肢を閲覧することができます。

HSKの必勝対策として、まず解答の選択肢を見てから問題文を見るというものがあります。

短い時間ですが事前に問題の感覚を掴めるので非常に助かります。

1分経つと、自動的に最初の画面に戻りリスニング問題が開始します。

試験開始

試験はリスニング→読解→作文(3級以上)の順番で進んでいきます。
画面上に試験の残り時間が表示されますので、それを見ながら時間をコントロールするようにします。

画面にある「END TEST」のボタンを押すと、試験全体がその場で終わってしまいます。うっかりクリックしないよう注意してください[1]。

1)リスニング問題

リスニングは問題文の音声が流れた後、解答選択肢が読み上げられます。その後、解答を選択肢から選びチェックを入れます。

問題の下に[上一步(前の問題へ)][下一步(次の問題へ)]というボタンが表示されますが、リスニング問題はこのボタンを押さなくとも制限時間が来ると自動的に次の問題に移っていきます。

全ての問題が終わると見直し時間が設けられています。見直し時間の際は画面の左側にある問題番号一覧から気になる問題番号を押下して確認することができます。

ただし、見直し時間は音声が流れないので自分の記憶と音の余韻で確認するしかありませんのでご注意ください。

リスニング問題が終わると自動的に読解問題へ移っていきます。読解問題に移ると、リスニング問題の見直しはできない仕様になっていました。

同様に読解問題の時はリスニング画面の見直しや作文問題を先に見るということもできない、作文問題の時はリスニング、読解の問題の見直しはできないので、それぞれのカテゴリー内でベストを尽くすようにしましょう。

2)読解問題

読解問題はリスニング問題と違い、自分で問題文の下にある[上一步(前の問題へ)][下一步(次の問題へ)]ボタンを押下したり、画面左側の問題一覧表から自分で問題を選んで回答することができます。

こちらも制限時間が来ると、自動的に作文問題にうつります(1、2級の場合は、読解問題が終わると提出完了画面になります)。

解答方法はリスニング問題同様、解答を選択肢から選びチェックする方法が多いですが、英記号を入力して解答する問題もあります(4級/短文並変え問題)。

3)作文問題

受験生にとって最も気になると思われる作文問題ですが、級ごとに問題も異なるのでそれぞれ見ていきたいと思います。

[3-5級]
問題の進行方法は、読解と同じで自分で問題文の下にある[上一步(前の問題へ)][下一步(次の問題へ)]ボタンを押下したり、画面左側の問題一覧表から自分で問題を選んで解答していきます。

単語並び替え問題は、画面上に表示されている単語をカーソルで移動して文章を作る感じです。いちいち単語を入力する必要がないのはいいですね。

[6級]
最初に10分間画面に表示される出題問題を読み込みます。10分経つと画面が自動的に文章作成画面に移るので、出題問題を400字程度にまとめ文章を作成します。その際、1行目にタイトルをつけるのを忘れないようにしましょう。

何文字書いたかは、画面上に字数の合計が表示されますのでそれを見ながら400字前後にまとめられるように文章を書いていきます。

[作文問題の入力方法]
1)中国語入力ソフト
HSKネット試験では、中国語の入力ソフトは搜狗(Sogou)と言うソフトで統一されています[1]。
確かに周りの中国人を見ても搜狗使っている人が多いです。私も中国語の入力は谷歌(google)、搜狗(Sogou)、Microsoft IMEをそれぞれ使用経験がありますが、どれも中国語を入力するだけであれば差はほぼありません(変換能力に若干差はありますが)。

余談ですが、Microsoft IMEは以前は相当使いづらかったですが、Win10以降はかなり利口になっています。ビッグデータに感謝です。

普段から中国語を打ち慣れている人であればいつも通り打ち込めば大丈夫だと思いますが、入力に自信がない人や不安がある人は事前に搜狗をダウンロードして使ってみると安心かもしれません。

■搜狗(sougou)のダウンロードサイト:https://pinyin.sogou.com/

2)簡体字、繁体字
HSKネット試験では簡体字での入力の他に、繁体字での入力も認められています(申し込みのときにどちらか一方を選びます)。ただし、繁体字を選んだ場合も入力方法はピンインだけで、問題文は簡体字で表示されます[1]。

フミコフ

繁体字での入力も認めてくれるのはありがたいですね。

3)手書き入力は禁止
搜狗の機能に手書き入力機能がありますが、試験中の手書き入力は禁止されています。使うと不正行為とみなされ、失格になるので注意しましょう[1]。

試験終了

時間が来て試験が終わると、終了画面になります。終了画面になったら、無事に完了ということで退出しても大丈夫です。
紙試験と違って、解答用紙の回収を待ったりする必要はありません。お疲れ様でした!

HSKネット試験を体験するには?

ネット試験の画面や操作は、無料の模擬試験で体験できます。公式サイトの学習サポートで紹介されている、丝绸之路(北京)国际教育科技中心の「HSK/YCT模擬試験システム」です[1]。

無料のユーザー登録をすれば、どの級も受けられます。「大綱巻」と「模擬試験」があり、何度でも無料で受けられますが、4〜6級の問題は各級1回分だけです(有料の問題もあります)。試験時間は本番と同じくシステムが管理し、終わるとリスニングと読解は自動で採点されます[1]。画面や答え方は本番と違うところもありますが、ネット試験の雰囲気をつかむには十分です。「百聞は一見に如かず」なので、興味があれば一度試してみてください!

ネット試験と紙試験のどっちを受けた方が良い?

フミコフ

正直どちらでも良いと思います。ただ、実際に向き不向きというか試験との相性があると思いますので、ご自身の勉強方法やピンイン入力の得手不得手、パソコンの習得度などを鑑みて、より得点が取れそうな方を選ぶようにしましょう。

パソコンでの入力に不安がある方は、試験の前に中国語の入力を練習しておくと安心です。タイピングの練習サイトはたくさんありますが、ネット試験の事務局は、無料で使える「10FastFingers」を紹介しています[1]。

10FastFingersは、画面に出てくる単語を1分間打ち続けて練習するサイトで、簡体字(こちら)と繁体字(こちら)の両方があります。本番と同じ「搜狗入力法」を入れて打ち慣れておくのも、事務局がすすめている方法です[1]。どちらの試験方式で受けても同じ点数をとれるのが理想ですね!

よくある質問

最初から4級や5級を受けても大丈夫ですか?

受けられます。ネット試験は、どの級にも受験資格や条件がなく、年齢や国籍による制限もありません。パソコンの基本的な操作ができれば受けられます[1]。

HSK3級や4級は、いつ受けられますか?

ネット試験では、毎月どの回でも受験できます。紙試験も、この記事の表にある2026年10月以降の回は、どれも3級と4級を受けられます(2〜5級だけの会場を含みます)[1][2]。3級・4級がどんなレベルか、どう勉強するかは、HSK3級とHSK4級の解説にあります。

HSKの結果は何時に発表されますか?

ネット試験は、発表日は決まっていますが、時刻は決まっていません。見られるようになると、公式サイトやSNSで知らせてくれます[1]。紙試験は、試験のおよそ1か月後から、マイページや成績照会のページで確かめられます。成績照会のページは、照会が始まる日は14時以降に見られるようになります[2]。

会社に出す領収書はもらえますか?

ネット試験は、入金が確かめられていれば、払い方にかかわらず発行してもらえます。申し込みで登録したメールアドレスから、事務局のお問い合わせフォームで、氏名・受験日・受験級・宛名を送ります[1]。

ネット試験と紙試験で、成績の効力に違いはありますか?

どちらで受けても同じです。実施している機関は同じで、成績報告書も書式・効力ともに共通です[1]。なお、留学生が中国の大学へ入学する際の証明としては、受験日から数えて2年が有効期間です[2]。

申し込んだあとで、試験日や会場を変えられますか?

ネット試験は、受験料を払ったあとは受験級・会場・試験日のどれも変えられず、返金もありません[1]。紙試験は、入金後の試験日の変更と返金はできませんが、受験級と試験会場は申込締切日まで、手数料を払えばマイページで変えられます[2]。

同じ日に2つの級を受けられますか?

試験の時間帯が違えば受けられます。午前は2・4・6級、午後は1・3・5級、夕方はスピーキングのHSKKなので、たとえば4級と5級は同じ日に受けられます[1][2]。

より効率良く勉強をしてHSKネット試験で結果を出すためには、何を・どれくらい・どうやって勉強すれば良いかを明確にするため、そしてそれらを継続するために、プロの学習コーチと一緒に取り組むのがおすすめです。是非一度無料カウンセリングを受けてみてください。

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出典・参考

  1. 日本HSK/YCT試験事務局「HSKネット試験」 https://www.hskibt.jp/ ― HSK試験予定日・HSKK試験予定日(2026年)、HSK試験会場、受験料一覧、試験申込方法と申込フォーム、受験票の取得方法、試験当日の流れ、試験結果について、よくある質問、学習サポート、特定商取引法に基づく表記(2026年9月28日に確認)
  2. HSK日本実施委員会「HSK」 https://www.hskj.jp/ ・「各級の紹介」 https://www.hskj.jp/level ・「成績照会」 https://www.hskj.jp/record_inquiry/ ・「成績報告の取り扱い変更のお知らせ」 https://www.hskj.jp/handling_gr/ ― 試験日程、個人受験について、受験料と時間、受験当日の注意、Q&A、各級の配点と合格基準、成績照会が始まる日の時刻、成績通知書の取り出し方と原本の申し込み(2026年9月28日に確認。各級の紹介・成績照会・成績報告は9月29日)
  3. アジア国際交流奨学財団「HSK 中国漢語水平考試」試験日程 http://hsk.chuken.org/schedule.php ― 2026年度の試験日・受付期間・受験会場、受験票、結果通知(2026年9月28日に確認)
  4. 漢考国際(CTI)「HSK 3.0 will be officially launched worldwide on December 13, 2026!」(2026年9月9日) https://www.chinesetest.cn/news/51336883 ― HSK3.0 の世界での正式な開始日
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フミコフネット試験ウォッチャー
幼少からのジャッキー・チェン好きが高じ中国に興味を持つ。大学卒業後、広州に約1年留学。帰国後は派遣で経験を積み事務職のエキスパートに。2011年7月から縁あって中国語を使う仕事に巡り合い再び中国へ渡る。上海、深圳、広州でコンサルティング営業を約4年半行い、日本に帰任するも激務に耐えきれず退職。現在は「自分のできることだけをやる」フリーランス。結果、中国に深くかかわっている。