HSKと中国語検定(中検)どっちを受けるべき?違い・難易度・合格率を徹底比較

HSK × 中検 違い・難易度・合格率を比較

中国語のメジャーな検定試験としてHSKと中国語検定(中検)の2つがありますが、それぞれどういう試験なのでしょうか?どちらを受験すべきかという相談もよく受けるので、この記事ではこれらの特徴を徹底比較して、どちらの試験がおすすめかなどについても説明します。

具体的には、2つの試験の違いを一覧表にまとめたうえで、難易度の対応、合格基準と合格率、受験料、試験日、受験者数を、各試験の公式サイトの数字(2026年9月に確認)で比べています。

先に結論:HSKと中検、向いているのは?
  • 中国や海外で使いたい、中国の大学に留学したい人は HSK。話す力を確かめたいなら、HSKのスピーキング試験 HSKK
  • 日本の会社や大学で評価されたい、翻訳の力を確かめたい人は 中検
  • 同じくらいのレベルなら、翻訳の問題があり、リスニングと筆記の両方に基準点がある中検のほうが合格はむずかしめ
  • レベルの目安は、HSK6級が中検2級〜準1級、5級が中検3級〜2級。中検1級にあたる級は今のHSK(1〜6級)にはなく、HSK3.0の7〜9級が近い可能性がある
  • HSKは東京・大阪ならほぼ毎月受けられ、中検は年に3回(3・6・11月)

HSKと中国語検定(中検)の違いを一覧で比較

まずは2つの試験の違いを、表でざっと確かめておきましょう。項目ごとの詳しい説明は、このあとの章にあります。

項目HSK中国語検定(中検)
実施団体中国教育部の中外語言交流合作中心(日本での実施はHSK日本実施委員会)一般財団法人 日本中国語検定協会
対象世界の中国語学習者(166の国と地域で実施)おもに日本語が母語の学習者(国内と台北・シンガポールで実施)
級1〜6級(6級がいちばん上)準4級・4級・3級・2級・準1級・1級(1級がいちばん上)
問題問題文も選択肢もすべて中国語。翻訳の問題はない日本語→中国語、中国語→日本語の翻訳がある
話す試験別の試験(HSKK)として受ける準1級・1級の二次試験(面接)で受ける
合格の決め方合計点で判定(5・6級は合否の表示なし)リスニング・筆記の両方に基準点
試験日紙の試験は東京・大阪でほぼ毎月、ネット試験は毎月年に3回、3・6・11月の第4日曜(1級は11月だけ)
受験料(税込)3,850円(1級)〜11,550円(6級)3,800円(準4級)〜13,800円(1級)
受験者数2025年 34,388人2025年 14,489人(3回の合計)
合格率公表されていない回ごと・級ごとに公表
結果が出るまで紙の試験は約1か月、ネット試験は約2週間約2週間半(合格の認定日)
成績の有効期限中国の大学に出すときは、受験日から2年間[5]協会の今のサイトに有効期限の決まりは見当たらない

この記事でいうHSKは、日本で今実施されている1〜6級(HSK2.0)を指します。出典の一覧は、記事の末尾にあります[1]〜[13]。

HSKとは

結論:中国政府公認の中国語能力を問う試験

HSKは中国教育部の下にある「中外語言交流合作中心」が主催していて(日本での実施はHSK日本実施委員会)、中国政府が認定している資格なので、HSKの成績報告は中国や日本を含めた世界中で公的証明として使えます。

世界で行われている中国語の検定試験の中でも受験者数が多く、166の国と地域にある1,416か所以上の会場で行われています[1]。

ちなみに、HSKという名前は「汉语水平考试(中国語レベルテスト)」のピンインである「Hànyǔ Shuǐpíng Kǎoshì」の頭文字をとったものです。

2023年からは、成績報告に書かれる正式な試験名が「中文水平考试」になりました。呼び名は今もHSKで、成績の効力も変わりません[1]。

中国語検定(中検)とは

結論:日本人向けの中国語能力&翻訳能力なども問う試験

中国語検定は中国語の正確な知識だけでなく、日本語との相互能力が求められる検定試験で、おもに日本国内で開催されています(海外の会場は台北とシンガポールだけです)[11]。中国語検定というと、HSKなども含む中国語の検定試験全てを指すこともありますが、中検(ちゅうけん)というと、この中国語検定のことを指します。

運営している団体は一般財団法人日本中国語検定協会で、基本的には中国語を学ぶ日本人を対象としていることから、日本人が間違いやすい内容も出題されます。

1981年に第1回の試験が行われてから40年以上続く試験で、これまでの受験者は累計で120万人を超えています。大学では入試の条件や単位の認定に、企業では採用の条件や人事評価の材料にもなっています[8]。

中国語検定では、中国語がわかるだけでなく、正確な翻訳能力なども求められるため、難易度は非常に高いです。その分、検定試験について知っている人からすると、その評価は高いと言えます。

試験内容の違い

HSKの試験内容はリスニング・読解・作文の3つのパートで構成されています(1級と2級はリスニングと読解の2つだけです)[3]。

リスニングは主に疑問文や事実描写の聞き取り、出会いや別れ、紹介、祝い事など、日常の様々なテーマの会話の理解度を試されます。

読解は空欄補充や並べ替え、正誤問題などが出題されます。

作文は3級から加わります。3級は語順の並べ替えと漢字の書き取り、4級と5級は並べ替えに加えて語句や写真をもとに文や短い文章を書く問題、6級では長い文章を読んで400字ほどに要約する問題が出ます[3]。

HSKには、話す力をはかる問題はありません。スピーキングの力を証明したいときは、話す力だけをはかるHSKK(HSK口試)が別に用意されています[2]。

中国語検定の試験内容は、級によって異なります。

難易度は1級、準1級、2級、3級、4級、準4級の6段階で、1級が一番難しく、準4級が一番易しいです。

どの級にもリスニングと筆記の試験があり、4級からは日本語の文を中国語にして書く問題、2級からは長文の一部を日本語にして書く問題も加わります[9]。HSKにはない「訳す」問題があることが、中検のいちばんの特徴です。

また、準1級・1級には面接の二次試験もあり、一次試験に受かった人が進みます。準1級では会話と簡単な通訳・スピーチ、1級ではむずかしい逐次通訳が出題されます[9]。準1級からは難易度が一気に上がり、合格率が2割台になる回も多くなります。

難易度とレベルの対応を比較

HSKと中国語検定は性質の異なる試験なので、単純に難易度を比較するのは難しいですが、日本中国語検定協会が公開している「難易度対応表」では、おおよそ次のように対応しています[8]。

中検HSK(対応のめやす)
1級対応する級なし(HSK6級より上)
準1級6級の上のほう〜それより上
2級5級〜6級
3級4級〜5級
4級3級を中心に2級〜4級
準4級1級〜2級

表は、中検の協会が出している難易度対応表をもとに作りました。協会自身も「厳密な比較はできない」と断っている、おおまかな目安です。

HSKの側から見ると、HSK6級は中検の2級と準1級のあいだ、5級は3級と2級のあいだ、4級は4級と3級のあいだにあたります。HSKの各級のレベルや、CEFR(ヨーロッパで作られた言語力の共通の物差し)で見た位置は、HSKとは?の記事で詳しく取り上げています。

HSK4級・5級のレベルと勉強法は、HSK4級の記事とHSK5級の記事で取り上げています。

表を見ていただくと分かる通り、HSK6級は中国語検定1級よりも合格しやすいです。

HSKは以前は11級まであり、11級はそれなりに難易度が高かったのですが、2010年に今の6級制度に変わり、全体的な難易度が下がりました。

このレベルの低下には、学習者や教育関係者からも多くの指摘がありました。そうした流れもあって、HSKは級を1〜9級に分け直す新しい形(HSK3.0)に移りつつあります。東京ではすでに7〜9級の試験も行われています。中国側は、HSK3.0を世界で本格実施するのは2026年12月13日(日)からと発表しており[14]、日本国内は2027年中に切り替わる見込みです(2026年9月の時点)。とはいえ、新しい形になっても中検1級ほどの難易度になるかはわかりません(それくらい中検1級はむずかしい試験です)。

HSKの6級から9級への変更についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

HSK3.0 どんな試験?何級まで・いつから・旧HSKとの違い

7〜9級の試験の中身と勉強法は、HSK3.0(7〜9級)の記事で取り上げています。

合格基準と合格率を比較

HSKの合格基準

HSKは合計点で合否が決まります。満点は1級・2級が200点、3級・4級が300点で、どちらも6割(120点・180点)を取れば合格です[3]。

5級と6級も満点は300点ですが、2013年の試験からは成績に合否が載らなくなりました。それでも4級までと同じように、180点(6割)に届けば一般的には合格とみなされます[3]。

そして、リスニングやリーディングそれぞれの合格基準点は設定されていないので、すでに多くの漢字を知っている日本人はリーディングで8〜9割の点数を取り、リスニングは6割を下回っても合格できてしまいます。

本当に実力をつけようと思う場合は、それぞれでしっかり合格点を超えることを目指しましょう。

中国語検定の合格基準

中国語検定の合格基準点は、試験の難易度によって調整されることがありますが、以下の通りとなっています。

級合格基準点
準4級60点(リスニングと筆記を合わせた100点満点)
4級リスニング60点・筆記60点(それぞれ100点満点)
3級リスニング65点・筆記65点
2級リスニング70点・筆記70点
準1級リスニング75点・筆記75点
1級リスニング85点・筆記85点

合格基準点は、試験のむずかしさによって回ごとに下げられることがあります(たとえば第118回の3級は、リスニング・筆記とも65点→60点)[9][12]。

HSKとの大きな違いは、準4級以外はリスニングと筆記それぞれに合格基準点が設けられているということです。

これは相対的にリスニングが苦手な日本人にとっては合格へのハードルが少し上がると言えます。

中国語検定の合格率(HSKは公表なし)

中検は、回ごと・級ごとの合格率を公式サイトで公開しています。直近3回の一次試験の合格率は次のとおりです[12]。

級第116回(2025年11月)第117回(2026年3月)第118回(2026年6月)
準4級72.1%79.2%68.8%
4級62.7%63.4%61.4%
3級53.3%48.7%47.6%
2級46.4%37.5%62.2%
準1級42.7%26.6%24.4%
1級14.1%実施なし実施なし

準1級・1級は一次試験の合格率です。第116回の1級は、二次試験(面接)を受けた32人のうち合格は7人でした[12]。

準4級と4級は6〜8割、3級と2級はおよそ4〜6割(回によっては3割台や6割台)が合格している一方、準1級は2〜4割台、1級は一次試験だけで1割台と、上の級ほどぐっと狭き門になります。HSKのほうは、2026年9月現在、合格率を公式には出していません。

受験料の違い

受験料については、HSKも中国語検定も、級の難易度が上がるにつれて、その受験料も高額になっていきます。

それぞれの受験料(税込)は次のとおりです[2][10]。難易度対応表で同じくらいのレベルどうしを比べると、2級あたりまではHSKのほうがやや高く、準1級と1級は中検のほうが高くなります。

HSKの級受験料
HSK1級3,850円
HSK2級5,060円
HSK3級6,600円
HSK4級7,920円
HSK5級9,900円
HSK6級11,550円
中検の級受験料
中検準4級3,800円
中検4級5,800円
中検3級6,800円
中検2級8,800円
中検準1級11,800円
中検1級13,800円

HSKの料金は2023年5月に改定されたもの、中検は2026年9月に確認した料金です。HSKKを受ける場合は別に受験料がかかります。

どちらの試験も午前と午後で試験の時間が分かれているので、時間の重ならない2つの級を1日で受けることもできます。HSKは午前が2・4・6級、午後が1・3・5級[5]、中検は午前が準4級・3級・準1級、午後が4級・2級・1級です[10]。

スケジュールの違い

HSKと中検はそれぞれいつ受験できるのか、スケジュールについて説明します。

HSKの年間開催数

紙の試験は、東京と大阪ではほぼ毎月試験日があります(2026年は東京が4月から、大阪が5月から毎月)[4]。そのほかの都市は年に数回の開催で、開かれる級も試験日と会場によって違うので、受けたい級があるかを確かめてから申し込みましょう。

紙の試験のほかに、会場のパソコンで受けるネット試験(HSKibt)もあります。ネット試験は毎月1回行われ、結果も約2週間で出ます[6]。

ネット試験スケジュールはこちら

紙試験スケジュールはこちら

なお、ネット試験について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

中国語検定の年間開催数

中国語検定は、3月・6月・11月の第4日曜日に、年3回行われています。1級は11月だけです。申し込みの期間は、3月の試験なら1月15日〜2月15日、6月なら4月15日〜5月15日、11月なら9月15日〜10月15日です(インターネットの申し込み期間は公式サイトのトップページで案内されます)[8]。

中国語検定のスケジュールはこちら

開催場所の違い

検定試験の会場は増えてきていますが、どこでも受験できるわけではありません。ここではそれぞれの試験会場について見ていきます。

HSKの会場

HSKは毎月開催される会場と、不定期で開催される会場があります。

開催地は回ごとに違い、東京だけの回もあれば、全国20都市以上で行われる回もあります[4]。企業や大学などが独自に開く「特別準会場」もありますが、一般の人が申し込めるのは、受け入れがある場合に限られます。

ネット試験の会場は、東京・神奈川・千葉・茨城・静岡・名古屋・大阪・熊本にあります。試験の月によって開かれない会場もあるので、申し込みの画面で確かめましょう[6]。

ネット試験会場の詳細はこちら

中国語検定の会場

中国語検定は、北海道から沖縄まで全国の主要都市で行われます。2026年11月の第119回は、国内31会場と海外2会場(台北・シンガポール)です[11]。

準1級・1級は実施しない会場もあるので、こちらも必ず公式サイトで確認をしておきましょう。

中国語検定会場についてはこちら

受験者数の違い

HSKの受験者数

日本でHSKを受けた人は、2025年の1年間で34,388人でした[7]。HSK日本実施委員会も「日本で一番受けられている中国語検定」とうたっていて、日本でもっとも多くの人が受けている中国語の試験です[1]。

中国語検定の受験者数

中国語検定は、2025年に行われた一次試験(3月・6月・11月)の受験者を合わせると14,489人でした[12]。志願者の数で見ると、2024年の3回の合計18,558人から、2025年は16,471人に減っています[12]。

志願者の内訳を見ると、中検は大学生などの学生が多いのが特徴です。2025年11月の第116回では、志願者6,750人のうち3,691人(約55%)が学生でした[12]。

HSKと中検の受験者数から分かること

現場の肌感覚による推測ですが、直近では中国の経済面での存在感が大きくなり、仕事で使う人が中国語を学ぶ機会が増えました。そうした方は日本国内での証明ではなく、世界的に証明が可能なHSKを選ぶ傾向にあります。

また、中検の1級などは実務レベル以上の力が必要なので、仕事で使えれば良いと考える人が中検は避ける傾向にあるのも中検受験者減少の一因と思われます。

一方で中検は、大学の授業や単位の認定と結びついていることもあり、学生の受験が中心です。日本の中で「訳す力」まで示したい人には、今も選ばれている試験です。

HSKと中国語検定、どっちを受験すべき?

ここまでHSKと中国語検定の違いなどを比較してきましたが、結局どちらを受験すべきなのでしょうか?

これは目的によって異なるので、自分の目的を明確にして決めていきましょう。

目的向いている試験
中国の大学に留学したいHSK(出願の条件になっていることが多い)
中国や海外の会社で働きたいHSK
会話など、使える力を確かめたいHSK(話す力はHSKK)
日本の会社で評価されたい中検(日本の大学や企業で使われている)
翻訳・通訳の力を確かめたい中検(通訳案内士試験の外国語筆記は、中検1級かHSK6級180点以上で免除)
とにかく高いレベルに挑戦したい中検1級(HSKなら東京で年2回の7〜9級)
年に何回も受けて力を確かめたいHSK(東京・大阪はほぼ毎月)

HSKを受けた方が良い人

  • 海外の企業に就職・転職したい人
  • 中国語の運用能力を確認したい人
  • 留学を考えている人

海外の企業に就職・転職したい人

海外の企業で働きたい方にはHSKの受験がおすすめです。

HSKは世界基準の資格で、中国語関係の仕事を行う場合には多くの場合HSKの点数が評価基準となります。

特に、中国企業で働く際はHSKの点数があると企業側も安心して仕事を任せやすくなるので、海外の企業で働くときにはHSKの高い級を取得しておくようにしましょう。

中国語の運用能力を確認したい人

HSKは中国語を見て、聞いて、中国語を理解できているかどうかという、運用能力を測る試験なので、実際に中国人と会話をしたい方など、運用能力を確認・証明したい人にはおすすめです。

試験の内容もよりネイティブが使うような表現が使われていることもあり、HSKの合格を目標にして勉強を進めることも有効です。

留学を考えている人

留学をする場合には留学先の大学からHSKの点数を求められます。これは中国語検定では代わりが効かないものなので、おすすめというよりは必須です。

中国の大学に入学するときの語学力の証明としては、HSKの成績は受験日から2年間有効です[5]。北京大学や清華大学のような一流大学を目指すなら、5級以上の高い点数が必要です。具体的な級や点数は大学や課程によって違うので、出願先の募集要項で確かめましょう。

また、就職や転職などでも同じようにHSKの点数が評価されることがあります。ただ、HSKの級を取得するだけでなく、中国語で何ができるのかも転職希望先に説明できるようにしておきましょう。

中国語検定を受けた方が良い人

  • 日本の企業に就職・転職したい人
  • 中国語の翻訳能力を確認したい人
  • より高いレベルまで極めたい人

日本の企業に就職・転職したい人

日本の企業には中検の級を採用や評価の目安にしているところもあり、中国語検定の方がその力をわかりやすく説明できることがあります[8]。また、企業の中で正しく中国語の翻訳ができる人材を求めている場合は中国語検定を持っていることが高く評価されることがあります。

決して多くはないのですが、求人の要件として中国語検定が目安項目として書かれていることもあるので、日本の大手企業で働きたい場合は中国語検定の受験も視野に入れておきましょう。

中国語の翻訳能力を確認したい人

翻訳家として働きたい場合など、翻訳の能力を確認・証明したい人は中国語検定を受けると良いです。

これは証明としても役立ちますし、出題内容として翻訳に必要な知識を問う問題が多いので、中国語検定を目標として勉強を進めることで翻訳家としてのスキルを向上させることもできます。

中検1級に合格すると、国家資格である通訳案内士試験のうち、外国語の筆記試験を受けなくてよくなります[9]。この免除はHSK6級で180点以上の人も対象ですが[13]、訳す力そのものを試される中検1級は、翻訳や通訳を仕事にしたい人にとってはっきりした目標になります。

より高いレベルまで極めたい人

HSK6級では物足りないという方は中国語検定の1級を目指すのも良いかと思います。

難易度は相当高く、マニアックな問題も出題されるので、ものすごく勉強をしても「簡単だった」ということはないかと思いますので、本当に最高レベルまで極めたい方は勉強の目標にしてみてください。

迷ったとき・両方受けるときの考え方

目的がまだはっきりしないうちは、試験日の多いHSKで今の力を確かめてみるのが手軽です。東京・大阪ならほぼ毎月受けられるので、勉強の区切りに合わせて申し込めます。

両方受ける場合は、2つの試験で問われる力が違うことを意識しましょう。HSKでは中国語を訳さずにそのまま理解できる力、中検では文の内容を正確に理解して訳などもできる力が必要です。同じくらいのレベルの級を行ったり来たりすることで、「使える力」と「正確さ」の両方を確かめることができます。

どっちを受けるか、何級から始めるかで迷ったら、目的と今の力をうかがったうえで、コーチが一緒に決めることもできます。

実際に受験して感じること

HSKも中国語検定も実際に受験をしてみて感じることですが、まずどちらの試験も目標設定としては非常に有効ということです。

特に目標が無い中で学習を進めて行くのは難しく、時にモチベーションが大きく下がることもありますが、検定試験を受ける時には明確な日時も決まるので、まずはそこまで頑張ろうという気持ちになります。

また、それぞれの対策をすることでやるべき学習も明確になるので、それだけでも勉強を進めやすくなります。

そして、難易度でいうとやはり中検はマニアックで難しいですね。中国語で普通のコミュニケーションが取れるだけではダメなので、本当に高いレベルを目指す人は中国語検定、実際に使うことを目指す人はHSKが良いかなと感じます。

HSKと中国語検定に合格するための勉強法

ここではHSKと中国語検定の勉強方法について、ポイントを絞って説明します。

HSKの勉強法

HSKについては翻訳の力が必要ないということと、単語については出題されるものが明確に規定で定められているという特徴があります。

なので、単語についてはHSK用の単語帳やアプリを使ってどんどん覚えていきましょう。

単語の暗記方法についてはこちらの記事をご覧ください。

中国語単語の覚え方|忘れない暗記のコツと1週間の進め方

単語の覚え方は、公式LINEでもPDFにまとめて無料で配っています。HSKにも中検にも使える内容なので、あわせて活用してください。

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また、文法やリスニングについては自分のできている部分と、そうでない部分を明確に分けるようにしましょう。そして、できていない部分について復習を行います。

リスニングのトレーニング方法についてはこちらの記事をご覧ください。

中国語リスニング 聞き取れない原因と上達する練習の手順

それらのトレーニングができたら過去問を解いて、HSKの問題の形式や傾向を掴みます。その上で間違えたところについては何が理由で間違えたかを確認し、復習することで合格を目指しましょう。

中国語検定の勉強法

中国語検定では、日本人の学習者が中国語を勉強する上で間違いやすい問題が出題されます。

例えば、日本語の漢字と同じ漢字なのに中国語では意味が異なるような単語がたくさん出てくるという感じです。

また、HSKでは出題されないピンインの問題や、正確に単語の意味を把握していないと解けない類義語の問題なども出題されるので、そうした正確な基礎知識をしっかりと身につける必要があります。

基本的な勉強を終えたら、HSK同様に過去問を解き、弱点分析&対策を行いましょう。

よくある質問

初心者は、HSKと中検のどっちから受けるのがいいですか?

目的によります。中国や海外で使う、実践力を鍛えたいならHSK、日本の会社や大学で評価されたい、日本人が間違いやすいポイントなどを丁寧におさえたいなら中検が向いています。目的が決まっていなければ、毎月のように受けられるHSKで一度力を試してみましょう。中検から始める場合は、学んだ期間が半年ほどなら準4級、1年ほどなら4級が目安です[9]。

HSKと中検では、どちらのほうが難しいですか?

同じくらいのレベルなら、中検のほうが合格はむずかしめです。翻訳の問題があり、リスニングと筆記の両方で基準点を超える必要があるためです。中検の協会の難易度対応表でも、HSK6級は中検の2級と準1級のあいだにあたり、中検1級に対応するHSKの級はありません[8]。

就職に有利なのはどっちですか?

日本の会社で評価されたいなら中検、中国や海外の会社で働きたいならHSKが向いています。中検は日本の企業で採用の条件や人事評価に使われることがあり[8]、HSKは世界共通の基準として海外でも通じます。何級から有利になるかは、中検の級ごとのレベルと受け方の記事で目安を説明しています。

HSKと中検の両方を受けたほうがいいですか?

目的が決まっているなら、どちらか一方で十分です。両方受けると、HSKで「使える力」、中検で「訳せる正確さ」を確かめられるので、力をバランスよく伸ばしたい人には役立ちます。

HSKの何級が、中検の何級にあたりますか?

中検の難易度対応表では、HSK6級が中検2級〜準1級、5級が3級〜2級、4級が4級〜3級、3級が4級のあたりです[8]。試験の目的も出題の形も違うので、あくまで目安と考えてください。

試験の結果は、どれくらいでわかりますか?

HSKは、紙の試験なら試験日の約1か月後、ネット試験なら約2週間後に成績を確認できます[5][6]。中検は、一次試験の約2週間半後が合格の認定日です(第118回は6月28日の試験で、認定日は7月15日)[12]。

独学でHSKや中国語検定の合格を目指すのが難しい方へ

目指すべき試験や、勉強の方法がわかっても、独学では不安だったり、お金や時間を無駄にしたく無いという方は、是非コーチをつけて学習してみてください。学習効率が劇的に上がります。ここでは中国語のコーチングスクール「the courage」を紹介させていただきます。

the courageとは?

the courage(カレッジ)は、いわゆる中国語教室ではありません。
本気で中国語力を伸ばしたい人のための中国語コーチングサービスで、HSK&HSKibt認定校でもあります。

the courageは中国語を教えません。

受講生が目標に最短距離で到達するために「何を・どれくらい・どうやって」取り組めば良いかを全てお伝えし、自習で生じる悩み・挫折に対して、自ら苦労して中国語を学んだ経験のあるコーチが、適切なコーチングで徹底サポートすることで圧倒的な成果を出し続けています(HSK合格率100%)

一般的な中国語教室は、週に一度ネイティブ講師とのレッスンで、学習時間は月約4時間ですが、the courageでは月に80時間という学習時間を確保することで、短期間で中国語力を伸ばします。

数回のセッションを買うのではなく、目標達成のために必要な数ヶ月を買うと考えるとコストパフォーマンスは非常に良いです。

the courageのメリットは?

  1. 圧倒的実績に基づいた効果的なカリキュラム
    1,000名以上の実績をもとに、コーチが最も効率的なカリキュラムを設計。
  2. コーチングだから継続できる
    適切なコーチング&日々の学習モニタリングが学習の継続を可能にします。
  3. 指導実績豊富なコーチ陣
    高品質な語学コーチングを提供するという理念に基づき、在籍コーチは全員指導経験豊富で優秀なコーチです。

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無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。


出典・参考

  1. HSK日本実施委員会「HSKとは」 https://www.hskj.jp/about/ ― 主催団体、世界での実施規模、試験名の変更
  2. HSK日本実施委員会「受験料と時間」 https://www.hskj.jp/charge/ ― 各級とHSKKの料金、午前・午後の級
  3. HSK日本実施委員会「各級の紹介」 https://www.hskj.jp/level/ と「筆記1級について」〜「筆記6級について」(https://www.hskj.jp/level/w_1/ 〜 https://www.hskj.jp/level/w_6/) ― 各級の出題の形、満点と合格の目安
  4. HSK日本実施委員会「試験日程」 https://www.hskj.jp/schedule/ ・「年間スケジュール」 https://mypage.hskj.jp/schedule ― 2026年の試験日と会場
  5. HSK日本実施委員会「Q&A」 https://www.hskj.jp/faq/ ― 成績が出る時期、併願、留学での成績の有効期間
  6. HSKネット試験「年間スケジュール」 https://www.hskibt.jp/years_schedule-2/ ・「HSK試験会場」 https://www.hskibt.jp/hsk-examination-room/ ― 毎月の試験日、結果は約2週間後、会場
  7. 日本青少年育成協会「HSK」 https://www.jyda.jp/committee/hsk ― 日本での受験者の数(2025年)
  8. 日本中国語検定協会「試験概要」 https://www.chuken.gr.jp/tcp/outline.html ― 1981年から・累計受験者数120万人超、試験日と申込期間、難易度対応表、大学・企業での活用
  9. 日本中国語検定協会「認定基準・出題内容」 https://www.chuken.gr.jp/tcp/grade.html ― 各級の出題内容、合格基準点、通訳案内士試験の免除
  10. 日本中国語検定協会「受験申込」 https://www.chuken.gr.jp/tcp/entry.html ― 受験料、試験の時間割と併願
  11. 日本中国語検定協会「受験会場」 https://www.chuken.gr.jp/tcp/place.php ― 第119回(2026年11月)の会場
  12. 日本中国語検定協会「試験結果」 https://www.chuken.gr.jp/tcp/data/results.html ・「過去志願者数」 https://www.chuken.gr.jp/tcp/data/sum.html ・「試験日・認定日」 https://www.chuken.gr.jp/tcp/data/date.html ― 合格率、受験者数、志願者の内訳、認定日
  13. 観光庁「全国通訳案内士試験ガイドライン」(令和7年4月7日改正) https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001882032.pdf ― 外国語筆記試験(中国語)が免除になる資格
  14. 漢考国際(CTI)「HSK 3.0 will be officially launched worldwide on December 13, 2026!」(2026年9月9日) https://www.chinesetest.cn/news/51336883 ― HSK3.0 の世界での正式な開始日
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伊地知太郎中国語コーチングスクールthe courage代表コーチ
大学在学中、中国の北京師範大学に留学し、1年で中国語力をビジネスレベルにまで高める。帰国後、三菱重工業株式会社にて海外人事・資材調達業務を経験。その後、語学コーチングスクールPRESENCEにて700名以上の受講生の語学学習をサポート、コーチの育成や中国語コースの立ち上げを経て、語学コーチングスクールthe courage(カレッジ)を設立。