中国語の単語帳おすすめ13選|初心者から上級まで、HSK・中検のレベル別にプロのコーチが厳選

中国語の単語帳おすすめ13選(キクタン中国語の入門編・初級編・初中級編、必ず☆でる単、選抜!中国語単語、中国語イラスト辞典)
晴菜

世の中に数ある中国語単語帳。一体どれを選べばいいの?中国語を学習している・学習しようとしている人は、必ずこの疑問を持つのではないでしょうか。今回は、私が実際に使ってみた単語帳の「良いところ」「ちょっとイマイチなところ」と、こんな人におすすめしたい!と思うポイントをまとめました。HSK・中検の対策に使える単語帳や、レベルごとの選び方もあわせて紹介します。

この記事の結論
  • 1冊目に迷ったら、レベル別に分かれていて音声もそろっている「改訂版キクタン中国語」の入門編か初級編から始めるのがおすすめです
  • HSKを受けるなら、級ごとに出る単語がまとまったHSK用の単語帳を選びましょう。2026年9月時点では、HSK3.0の新しい大綱に沿った単語帳はまだ出ていないので、今はHSK2.0の単語帳で土台を作るのが近道です
  • 中検を受けるなら、キクタンを受ける級に合わせて選ぶと迷いません
  • 会話を重視するなら、動詞と目的語の組み合わせで覚える「選抜!中国語単語 常用フレーズ編」も向いています
  • どの単語帳も、1冊を何周も回して「聞いてすぐ意味がわかる」状態にすることがいちばん大切です

【中国語単語の覚え方】のPDFを無料でプレゼント中

\公式LINEに登録するだけですぐに受け取れます!/

【早見表】レベル・目的別のおすすめ中国語単語帳

この記事で紹介する単語帳を、レベルと目的ごとにまとめました。気になる本から読み進めてください。

レベル・目的別おすすめの中国語単語帳:入門はキクタン入門編、初級はキクタン初級編とBASIC 1000、初中級はキクタン初中級編、中級はキクタン中級編、上級はキクタン上級編と四字成語・慣用表現800。HSK2.0の1〜6級は必ず☆でる単・合格奪取・HSK基本語彙、HSK 7〜9級はthe courageアプリ、日常会話は選抜!常用フレーズ編とイラスト辞典
レベル・目的おすすめの単語帳収録語数
入門(中検準4級、HSK2.0の1〜2級)改訂版キクタン中国語【入門編】588語
初級(中検4級、HSK2.0の2〜4級)改訂版キクタン中国語【初級編】/新ゼロからスタート中国語単語 BASIC 1000588語/1,000語
初中級(中検3級、HSK2.0の4〜5級)改訂版キクタン中国語【初中級編】896語
中級(中検2級)改訂版キクタン中国語【中級編】単語1,008語+成語112・慣用句56
上級(中検準1級)改訂版キクタン中国語【上級編】/中国語 四字成語・慣用表現800単語1,008語+成語224・慣用句56/800
HSK2.0の1〜6級新HSK○級 必ず☆でる単スピードマスター(級別)/合格奪取!新HSK単語トレーニングブック/HSK基本語彙(白帝社)本と級によって異なる
HSK 7〜9級the courage アプリ(単語トレーニング「カレタン」)5,605語
日常会話選抜!中国語単語 常用フレーズ編/新装版 中国語イラスト辞典1,120語/4,000語以上

中検とHSKのレベルは、各単語帳の出版社の表記に合わせています。

中国語の単語帳の選び方

中国語の単語帳は種類が多く、どれも良さそうに見えます。選ぶときは、次の4つを順番に確かめてください。

今の自分のレベルに合っているか

最初のページを開いてみて、知らない単語が多く、例文もなんとか読めるくらいの本がちょうどよいレベルです。例文の意味がほとんど取れないなら、1つ下のレベルから始めましょう。反対に、見出しの単語をほとんど知っているなら、1つ上のレベルに進んで大丈夫です。

目的(HSK・中検・会話)に合っているか

HSKは級ごとに出る単語の範囲が決まっているので、HSKを受けるならHSK用の単語帳が効率的です。中検を受けるなら、中検の級に合わせて作られた単語帳を選ぶと迷いません。試験を受ける予定がなく、会話を伸ばしたい方は、場面別やフレーズ単位で覚えられる単語帳を選びましょう。

中国語の音声がついているか

中国語は同じ漢字でも声調(音の上がり下がり)で意味が変わるので、音声がない単語帳はおすすめできません。できれば、単語だけでなく例文にも音声がついているものを選びましょう。最近の単語帳は、CDではなくスマホやパソコンへのダウンロードで音声を聞く形がほとんどです。

例文やフレーズで覚えられるか

中国語の単語は、1つの訳語だけでは使い方がわからないものがたくさんあります。例文や、よく一緒に使う言葉との組み合わせが載っている単語帳なら、覚えた単語をそのまま会話や作文で使えます。

入門・初級におすすめの中国語単語帳

改訂版キクタン中国語 入門編・初級編

まずは定番、アルクから出版されているキクタンシリーズの入門編・初級編。
入門編は中国語検定試験準4級レベル(HSK2.0では1〜2級レベル)の単語588語、初級編は中国語検定試験4級レベル(HSK2.0では2〜4級レベル)の単語588語が収録されています[1]。

改訂版は2021年4月に発売されました。改訂前と比べて、単語のラインナップと紙面のレイアウトが新しくなり、音声はCDではなくダウンロードでの提供になりました[1]。

良いところ
  • 音声は無料でダウンロードできる(スマホはアルクのアプリ「booco」、パソコンはアルクのダウンロードセンターから)[2]
  • 単語だけでなく例文もすべて音声付き
  • 1日12語、7週間のスケジュール学習の想定で構成されており、自習派の人も計画を立てやすい
  • 字が大きめ、かつ十分に余白があるので書き込みなどもしやすい
  • 持ち運びしやすい、ほど良い大きさ
  • 紙質が柔らかく、めくりやすい

ちょっとイマイチなところ
  • CDはなく、音声はダウンロードのみ。スマホで聞くには、アルクのアプリ「booco」を入れる必要がある[2]
こんな人におすすめ!
  • 初級以降も段階的に学習をしていきたい
  • 音声はCDが無くても問題なく、アプリ操作に抵抗がない人

新ゼロからスタート中国語単語 BASIC 1000

Jリサーチ出版のゼロからスタートシリーズ、単語版。基本単語1000語と生活でよく使う例文がまとめられています。出版社によると、中国語検定3級やHSK2.0の4級の準備にも役立つ内容です[3]。

良いところ
  • 単語・意味・例文の音声を無料でダウンロードできる(CDは別売)[3]
  • 電子書籍版あり
  • 品詞別、使うシーン別に単語がまとめられているので辞書的に使用することもできる
ちょっとイマイチなところ
  • カタカナ読みに惑わされないように気をつける必要あり
  • 音声は中国語⇒日本語訳の順で、日本語訳がすぐ読まれてしまう。中国語だけの音声もあると良い
  • 全ての単語に例文がついているわけではない
こんな人におすすめ!
  • 専用アプリを入れずに、ダウンロードした音声で学びたい人

これなら覚えられる!中国語単語帳

NHK出版の単語帳です。約1,500語が品詞別に分類されています。2025年9月に、音声をダウンロードで聞ける新しい版(音声DL BOOK)が出ました[4]。

良いところ
  • 単語・日本語訳・例文すべてに音声がある(新しい版はダウンロード)[4]
  • 四字熟語や基本文法の確認もできる
ちょっとイマイチなところ
  • 使用頻度の高い重要基礎単語1500語がまとめられているが、HSKや中検を明確に目的としたものではないため、試験対策とするには少し不安がある
こんな人におすすめ!
  • 1冊で幅広い単語を覚えたい人
  • 試験対策というよりも、日常生活で使える単語を学びたい人

今すぐ話せる! いちばんはじめの中国語単語

東進ブックスの単語帳です。基礎単語を約1600語収録しています。音声は付属のCD-ROM(MP3形式)での提供で、単語→日本語意味→例文が各1回ずつ収録されています[5]。

良いところ
  • ところどころイラスト付きで単語を説明しており、イメージがつきやすい
ちょっとイマイチなところ
  • カタカナの独自ルールが分かりづらい(oはオ、eは「ヲ」で表す、子音でひらがな表記のものは有気音かつ捲舌音を表す・・・など)
こんな人におすすめ!
  • カタカナ表記はあくまで参考だと割り切れる人

晴菜

どの1冊から始めるか迷ったら、無料カウンセリングで相談してみてください。今のレベルと目標をうかがって、合う単語帳と進め方をお伝えします。

無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。

中級・上級におすすめの中国語単語帳

中級以上の単語帳は、市販の本では選択肢があまり多くありません。初級から段階的に学習できるという点で、やはりアルクのキクタンシリーズが最有力です。

改訂版キクタン中国語 初中級編

改訂版キクタン中国語【初中級編】中検3級レベル

初級を終えて、中検3級を目指す段階で使いたいのが、キクタンシリーズの初中級編です。中検3級レベルで、HSK2.0では4〜5級レベルにあたる単語896語が収録されています[1]。

1日16語、8週間で1冊を終えるスケジュールで組まれています[1]。入門編・初級編と同じく、単語を音楽に合わせて読み上げる「チャンツ」と例文の音声がついているので、入門編・初級編を使った方はそのままの流れで進められます。

改訂版キクタン中国語 中級編・上級編

改訂版キクタン中国語【中級編】中検2級レベル
改訂版キクタン中国語【上級編】中検準1級レベル

中級編は中検2級、上級編は中検準1級のレベルです[1]。どちらも単語1,008語に加えて、中級編は成語112・慣用句56、上級編は成語224・慣用句56を収録しています[1]。

中級編は12週間(84日)、上級編は14週間(98日)のスケジュールで、1日16語(成語・慣用句は1日8語)ずつ進めます[1]。中級以上になると、成語(四字熟語)や慣用句が文章や会話に出てくる回数が一気に増えるので、単語と一緒に覚えておきましょう。

第3版 中国語 四字成語・慣用表現800

第3版 中国語 四字成語・慣用表現800

成語・慣用表現・ことわざを800収録した本で、中検準1級・2級、HSK2.0の5級・6級に対応しています[6]。2025年4月に第3版が出ていて、音声はダウンロードとストリーミングで聞けます[6]。キクタン中級編・上級編の成語だけでは足りないと感じたら、この1冊を足してください。詳しい使い方は『中国語 四字成語・慣用表現800』のレビューで紹介しています。

HSK対策におすすめの中国語単語帳

HSKは、級ごとに覚えておくべき単語の数が決まっている試験です。今の日本で受けられるHSK(HSK2.0)では、各級の単語数の目安が次のように示されています[7]。

級単語数の目安
1級150語程度
2級300語程度
3級600語程度
4級1,200語程度
5級2,500語程度
6級5,000語程度

HSKの単語帳の多くは、この級ごとの単語を中心に作られています。受ける級が決まっているなら、その級の単語がまとまった単語帳を1冊選びましょう。

HSK3.0(9級制)に対応した単語帳は?

HSKは、9級制の「HSK3.0」への移行が進んでいます。2025年11月に出た試験の大綱(試験の範囲を定めた公式の資料)では、単語数が1級300語、2級500語、3級1,000語、4級2,000語、5級3,600語、6級5,400語、7〜9級11,000語(いずれもその級までの合計)とされています[8]。

2026年9月時点で、私たちが確認した範囲では、この大綱に沿って作られた日本語の単語帳はまだ出ていません。ただ、心配はいりません。HSK2.0の単語リストとHSK3.0の単語リストを照らし合わせたところ、HSK2.0の単語の97.1%はHSK3.0の1〜9級にも入っていました。一方で、HSK3.0の1〜6級の単語の41%はHSK2.0に無かった語です。今はHSK2.0の単語帳で土台を作り、HSK3.0で新しく加わった単語をあとから足していくのが近道です。HSK3.0で増えた単語の傾向は、HSK3.0の単語数と、HSK2.0との重なりを数えた記事で詳しく紹介しています。

HSK3.0の単語数 級別の語彙数一覧とHSK2.0との重複率

新HSK○級 必ず☆でる単スピードマスター

新HSK5級 必ず☆でる単スピードマスター

HSKの級ごとに1冊ずつ出ている、新書サイズの単語帳です。1〜3級は、各級で指定された単語に、過去問に出た単語と生活でよく使う単語を足した構成です。4級は、指定された600語句に、試験によく出る語句を加えています。5級・6級は2015年版の大綱に沿って作られていて、作文対策の語句も入っています[9]。

級収録語数
1級450語
2級550語
3級650語句
4級800語句
5級1,350語句
6級2,600語句

どの級も、単語・意味・例文の音声を無料でダウンロードでき、電子書籍版もあります[9]。受ける級が決まっていて、その級の単語を1冊で固めたい方に向いています。

合格奪取!新HSK単語トレーニングブック

1〜4級の単語1,200語を1冊にまとめた単語帳で、5級(1,316語)と6級(2,500語)は別の本になっています[10]。単語をアルファベット順ではなく意味のまとまりごとに並べているので、関連する単語をまとめて覚えられます[10]。音声はダウンロードのほか、Apple PodcastやSpotifyでも聞けます[10]。

1〜4級をまとめて1冊で済ませたい方や、級ごとに本を買い替えずに進めたい方に向いています。なお、1〜4級の本は2009年版の大綱に沿って作られていて、出版社のページで2015年版との違いがPDFで公開されています[10]。

品詞別・例文で覚える HSK基本語彙1級‐4級

中国語関連の書籍を多数出版している白帝社の単語帳。HSK2.0の1〜4級の語彙1,200語(1級150語・2級150語・3級300語・4級600語)が、級別・品詞別にまとめられています[11]。

良いところ
  • 音声はダウンロードで聞ける(2020年にCD付きから音声ダウンロード版に変わった)[11]
  • 初級〜中級までの単語を1冊でカバーしている
ちょっとイマイチなところ
  • 音声は単語の読み上げのみで、例文は音声がない
  • 音声データがZipファイルでまとめられているため、スマホなどでDLする場合は別途解凍アプリが必要
  • 1つ1つの単語が読み上げられる間隔が短い(1秒程度)ため、必要に応じて自分で止めながら聞くなど工夫が必要
  • レイアウトがモノクロで教科書的な感じでとっつきにくいと感じる場合もある
こんな人におすすめ!
  • HSK合格を目指している人
  • 初級~中級まで級ごとに学習していきたい人
  • できるだけ単語帳は1冊で勉強したい人
  • 音声は単語のみでOKな人

白帝社からは、同じシリーズで5級・6級の単語3,800語をまとめた『HSK基本語彙 5級-6級』も出ています。こちらは、音声が中国語の単語のみです[11]。

HSK 7〜9級を目指す人は「the courage」アプリ

HSK3.0の7〜9級は、上級者向けの級です。7〜9級の単語は、学習アプリ「the courage」の単語トレーニング「カレタン」で覚えられます。『国際中文教育中文水平等級標準』に沿った7〜9級の指定単語5,605語を収録していて、「声出し → 見て分かる → 聞いて分かる」の3段階で1語ずつ確かめながら進めます[12]。

中国語学習アプリ「the courage」:HSK3.0 7〜9級の単語5,605語をカレタンで学べる

7〜9級の試験の内容や勉強法は、HSK3.0の7〜9級を解説した記事で紹介しています。

中検対策におすすめの中国語単語帳

中検(中国語検定試験)の対策には、中検の級に合わせて作られた単語帳を使うのが近道です。キクタン中国語は中検の級ごとに1冊ずつそろっているので、受ける級に合わせて選べます[1]。

中検の級キクタン中国語収録語数
準4級入門編588語
4級初級編588語
3級初中級編896語
2級中級編単語1,008語+成語112・慣用句56
準1級上級編単語1,008語+成語224・慣用句56

中検とHSKのどちらを受けるか迷っている方は、HSKと中検の違いを比べた記事も参考にしてください。

日常会話を重視する人におすすめの中国語単語帳

試験対策が目的ではなく、日常で使う中国語を学びたい!という場合、以下のような日常会話用の単語帳もおすすめです。

選抜!中国語単語 常用フレーズ編

選抜!中国語単語 常用フレーズ編

「腕時計」だけでなく「腕時計をする(戴手表)」のように、動詞と名詞などのよく使う組み合わせ(連語)1,120語で覚える単語帳です[13]。単語を1つずつ覚えてもなかなか会話で使えない、という方に向いています。音声は専用のアプリでダウンロードできます[13]。

新装版 中国語イラスト辞典

新装版 中国語イラスト辞典

中国の生活を15分野・142の場面に分けて、イラストと一緒に4,000語以上を収録した本です[14]。2025年9月に新装版が出ました[14]。目で見て覚えたい方や、身の回りの物を中国語で何と言うのか知りたい方におすすめです。音声はついていないので、発音は辞書アプリなどで確かめましょう。

今すぐ役立つ 中国語の日常基本単語集

ナツメ社の単語集です。旅行や日常生活、ビジネスに使える約3,000の単語が収録されています。単語だけでなく、日常のひとことなども学ぶことができます。2026年4月には、音声をダウンロードで聞ける版も出ました[15]。

中国語の単語帳 比較表

中国語の単語帳

ここまでに紹介した単語帳の、収録語数・レベル・音声・電子書籍の有無をまとめました。

書名収録語数レベル音声電子書籍
改訂版キクタン中国語 入門編588語中検準4級ダウンロード(例文も)あり
改訂版キクタン中国語 初級編588語中検4級ダウンロード(例文も)あり
改訂版キクタン中国語 初中級編896語中検3級ダウンロード(例文も)あり
改訂版キクタン中国語 中級編単語1,008語+成語・慣用句168中検2級ダウンロード(例文も)あり
改訂版キクタン中国語 上級編単語1,008語+成語・慣用句280中検準1級ダウンロード(例文も)あり
新ゼロからスタート中国語単語 BASIC 10001,000語入門〜初級ダウンロード(例文も)あり
音声DL BOOK これなら覚えられる!中国語単語帳約1,500語初級〜中級ダウンロード(例文も)あり
今すぐ話せる!いちばんはじめの中国語単語約1,600語入門CD-ROM(MP3)―
HSK基本語彙 1級-4級1,200語HSK2.0の1〜4級ダウンロード(単語のみ)―
新HSK○級 必ず☆でる単スピードマスター450〜2,600語句HSK2.0の各級ダウンロード(例文も)あり
合格奪取!新HSK1〜4級単語トレーニングブック1,200語HSK2.0の1〜4級ダウンロード・Podcast(例文も)あり
第3版 中国語 四字成語・慣用表現800800中検準1級・2級ダウンロード・ストリーミングあり
選抜!中国語単語 常用フレーズ編1,120語―アプリでダウンロード―
新装版 中国語イラスト辞典4,000語以上―なし―
今すぐ役立つ 中国語の日常基本単語集約3,000語―ダウンロード(音声DL版)―

「―」は、出版社のページで確認できなかった項目です。

中国語の単語帳を使った効果的な覚え方

中国語の単語帳で覚える

単語帳は、選ぶことより「どう使うか」で結果が大きく変わります。ここでは、どの単語帳にも共通する使い方のコツを紹介します。

音声を聞いて、声に出して覚える

多くの日本人にとって中国語の発音は最大の難関。常に正しい音を意識し、音源を聞いてそれを忠実に再現する意識で声に出して覚えましょう。

「見てわかる」で止めず、「聞いてわかる」まで確かめる

漢字を見て意味がわかっても、音を聞いて意味がわからなければ、会話やリスニングでは使えません。1周目は漢字・ピンイン・意味をセットで覚え、2周目からは音声だけを聞いて、すぐに意味が浮かぶかを確かめましょう。日本人は漢字の意味がわかるぶん「見てわかる」で覚えたつもりになりやすいので、ここを意識するだけで身につき方が変わります。

覚えにくい単語は、例文やフレーズごと覚える

たとえば「办(する、処理する)」という単語がありますが、意味が広すぎて具体的にどう使うのかいまいちピンと来ませんよね。

そのような単語は、相性のよい単語、もしくは短い例文ごと覚えるようにしておきましょう。
例)办手续(手続きをする)/他在办签证(彼はビザを申請している)

1日の範囲を決めて、前の日までの分と一緒に回す

時間いっぱい、やれるだけやろう!だと計画倒れに終わってしまう可能性があるので、1日に覚える単語の範囲を決め、それを繰り返し覚えるようにしましょう。

忘れないでほしいのは、次の日以降もその単語に触れるようにすることです。つまり、1日に覚える単語を20個としている場合は、次のように必ず前の日までの復習+その日の新しい範囲、というふうにしていくことが定着のポイントになります。

単語帳の回し方(1日20語の例、2週間で280語):1日目は1〜20、2日目は1〜20を復習して21〜40、3日目は1〜40を復習して41〜60
学習例

1日目:1-20
2日目:1-40
3日目:1-60
…
14日目:1-280

1冊を何周もして、単語帳を買い替えない

単語そのものに難易度という概念は存在せず、難しいと感じる単語は出会う頻度が少ないことが原因です。つまり頻度を上げれば覚えられない単語はないので、1日に繰り返し同じ単語に出会うよう工夫しましょう。

新しい単語帳に次々と手を出すより、1冊を何周もするほうが確実に覚えられます。1冊の単語が「聞いてすぐわかる」状態になってから、次のレベルの単語帳に進みましょう。

コーチが勧める単語帳の回し方

紙の単語帳を使う場合、200〜300単語を2週間で回します。まず、最初に音を聞きながらザッと目を通します。この時に、日本語読みになってしまわないように、音を聞きながら、ピンインを見ながら、中国語発音を自分でもしてみるというのが大切です。

そのうえで、最初はまず「見て分からない」ものには印をつけて、それだけ集中して覚えます。印がついた単語だけ何度も見て、意味を確認して、全て「見て分かる」状態になったら(ここまでが最初の1週間の目安です)、次の1週間で、今度は音だけで意味が分かるかを確認します。そして、音だけでは意味が分からないものも、それがゼロになるまで確認して、発音してというのを繰り返しましょう。全て分かった(覚えた)と思っても、再度全体をチェックすると分からないものが出てきます。忘れてしまうのは当然なので、気にせずに再度覚え直します。この、分からないものを繰り返し発音してゼロにするというのを4〜5回は繰り返すと定着してきます。

中国語単語の覚え方については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

中国語単語の覚え方|忘れない暗記のコツと1週間の進め方
晴菜

単語帳の選び方や、1日にどのくらい覚えればよいかは、今のレベルと目標によって変わります。自分に合った進め方を相談したい方は、無料カウンセリングを利用してみてください。

無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。

中国語のカタカナ読みについて

中国語の発音は日本人にとってわかりづらく、習得が難しいところです。そこで発音の補助としてカタカナによる表記をしている単語帳、参考書が多くあります。ですが、あくまで「ピンインの読み方がわからない学習者が発音のイメージを掴むためのもの」で、それ以外の使い方をするのはNGです。

例えば「出ていく」という意味の出去chūqùは、カタカナで「チゥーチュイ」「チゥチュイ」などと表現されていることがありますが、いずれも本来の発音とは異なります。これは参考書のせいではなく、そもそも日本語にない音を無理やり日本語で表現をしているので、本当の音と乖離しているのは仕方のないことです。

ただ、中国語の発音知識がない方、学びはじめの方が発音のイメージをつけるという意味では役に立つ場面があります。ですがあくまでイメージを持つためであって、発音を練習するときにはカタカナはきれいさっぱり忘れ、ピンインと正しい音声を使って習得することを心がけて下さい。

ピンインの読み方は、ピンインの読み方と覚え方を解説した記事で紹介しています。

中国語の単語帳を自作したい場合

中国語の単語帳を自作する

市販の単語帳はしっくりこない・・・
自分のニーズに合わせた単語帳が欲しい・・・

そんな方は、単語帳を自分で作成することも検討してみましょう。ここではまず、単語帳を自分で作成するメリットとデメリットをまとめます。

単語帳を自分で作成するメリット

自分のニーズに合わせてカスタマイズできる

どうしても覚えられない単語や、仕事で使う単語など、市販の単語帳とは違う切り口で自分のニーズに合わせたものを作ることができます。

作成している過程で覚えられる

単語帳を作成している過程で書き出したり、良い例文を探すなど付随の作業やアウトプットが必ず発生するため、その過程そのものが単語を覚えることにもつながります。

単語帳を自分で作成するデメリット

作って満足してしまいがち

学生の時に単語カードを作ろうとして、最初の数枚でやめてしまった方や、あまり活用できなかった方も多いのではないでしょうか。単語帳を作るのはいいですが、作るだけで満足してしまって活用しなければ意味がないので、注意しましょう。

おすすめの単語帳の作り方

アプリを使う

スマートフォンのアプリを使うと、音声の読み上げや復習のタイミングの管理まで任せられます。ここでは一例として、単語帳アプリ「WordHolic!」を紹介します。

WordHolic!

シンプルなデザインながら豊富な機能を持つ単語帳アプリで、以下のようなことが可能です。

  • 中国語を含む、30言語の読み上げ機能が使える[16]
  • 暗記フラグ等を活用して忘却曲線に沿った効果的な学習ができる
  • 画像の挿入ができる
  • PCでのデータ作成、他の人への共有ができる

無料で単語カードやフォルダを好きなだけ作れて、iPhoneとAndroidの両方で使えます[16]。単語を覚えるためのアプリ全般については、中国語の単語アプリを紹介した記事も参考にしてください。

ノート等の紙に書き出す

オーソドックスですが、ノートやルーズリーフ等に書き出して単語帳を作る方法もあります。

紙であれば何でもOKですが、後からページを入れ替えたりできる点で通常のノートよりもルーズリーフを使ったほうが便利です。また、線が引きやすいことから方眼紙タイプをおすすめします。

ルーズリーフで作った単語帳の例(単語・ピンイン・意味・例文)

ページを縦に四分割し、左から単語(漢字)、ピンイン、意味、例文の順に書いていきます。必要に応じて赤ペンなどを使って赤シートで隠せるようにしておくのも良いですね。

独学で単語がなかなか覚えられないときは

単語帳を買っても、途中で止まってしまったり、覚えたはずの単語が会話で出てこなかったりするのは、本当によくあることです。多くの場合、原因は単語帳の選び方ではなく、覚える量とペース、覚えたかどうかを確かめる方法にあります。また、どうしても覚えられない単語については個別で対応する必要も出てきます。

the courage では、これまで1,000名以上の中国語学習者を指導してきました。コーチが一人ひとりの目標と使える時間から1日の単語の量を決め、毎日の学習を記録しながら、覚えた単語を確かめるテストまで一緒に進めます。HSKについては、受講生の合格率100%を保っています。

単語の覚え方を変えて、HSKに合格した受講生の話も読んでみてください。

無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。

よくある質問

中国語の単語帳は何冊やればいいですか?

まずは今のレベルに合った1冊を、何周もして仕上げてください。1冊の単語が聞いてすぐわかるようになったら、次のレベルの1冊に進みます。同じレベルの単語帳を何冊も並行して使うより、そのほうが早く確実に語彙が増えます。

1日に何語覚えればいいですか?

目安として、キクタン中国語は入門編・初級編が1日12語、初中級編より上が1日16語のスケジュールで組まれています[1]。大切なのは新しく覚える数より、覚えていない単語をくり返してゼロにしていくことです。the courage では、紙の単語帳なら200〜300語を2週間で回す進め方をすすめています。最初の1週間で「見て分かる」ように、次の1週間で「聞いて分かる」ようにして、分からない単語だけを集中してくり返します。

HSKの各級では、何語くらい覚えればいいですか?

HSK2.0では、1級150語、2級300語、3級600語、4級1,200語、5級2,500語、6級5,000語程度が目安です[7]。HSK3.0では、1級300語から7〜9級11,000語まで、各級の単語数が大綱で決められています[8]。

HSK3.0(9級制)に合わせた単語帳は、もう出ていますか?

2026年9月時点で、2025年11月の大綱に沿って作られた日本語の単語帳は、私たちが確認した範囲ではまだありません。HSK2.0の単語の97.1%はHSK3.0にも入っているので、今はHSK2.0の単語帳で学んでおけば無駄になりません。HSK3.0で新しく加わった単語は、大綱の単語リストで確認して足していきましょう。7〜9級の単語は、the courage アプリの「カレタン」で覚えられます[12]。

単語帳とアプリは、どちらを使えばいいですか?

どちらか一方ではなく、組み合わせるのがおすすめです。単語帳は1冊で覚える範囲の全体が見えるので、計画を立てやすいのが強みです。アプリは、通勤などのスキマ時間の復習に向いています。

カタカナの読みがついた単語帳は使ってもいいですか?

発音のイメージをつかむ参考にするのはかまいません。ただし、カタカナは本当の中国語の音とは違うので、練習するときはピンインと音声で覚えてください。

おわりに

今回はさまざまな単語帳についてご紹介しました。すこしでも皆様の学習のヒントになれば幸いです。好好学习,天天向上!

迷わず、挫折せずに中国語を学びたいという方は、自分にあった学習方法をプロの中国語学習コーチに相談することがとても有効です。無料カウンセリングを実施していますので、ぜひ一度相談してみてください。

無理な勧誘など一切ございませんので、是非一度コーチとお話しください。


出典・参考

  1. アルク「改訂版キクタン中国語」各編の書籍ページ 入門編 https://book.alc.co.jp/book/b10029914.html 、初級編 https://book.alc.co.jp/book/b10029915.html 、初中級編 https://book.alc.co.jp/book/b10029954.html 、中級編 https://book.alc.co.jp/book/b10029985.html 、上級編 https://book.alc.co.jp/book/b10031399.html ― 発売日、収録語数、中検・HSKのレベル、1日の語数と期間、音声
  2. アルクヘルプセンター「購入した書籍の音声ダウンロード方法を教えて」 https://help.alc.co.jp/hc/ja/articles/11829654843417 /booco https://www.booco.jp/ ― 音声の入手方法(パソコンはダウンロードセンター、スマホはbooco。boocoの音声再生は無料)
  3. Jリサーチ出版「新ゼロからスタート中国語単語 BASIC 1000」 https://www.jresearch.co.jp/book/b472698.html ― 収録語数、対応レベル、音声
  4. NHK出版(PR TIMES)『音声DL BOOK これなら覚えられる! 中国語 単語帳』 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001175.000018219.html ― 2025年9月の音声ダウンロード版、収録語数
  5. 東進ブックス「いちばんはじめの中国語単語」 https://www.toshin.com/books/archives/2016/12/post_293.html ― 収録語数、音声(CD-ROM)
  6. 三修社「第3版 中国語 四字成語・慣用表現800」 https://www.sanshusha.co.jp/np/isbn/9784384050769/ ― 発売日、対応レベル、音声
  7. HSK日本実施委員会「各級の紹介」 https://www.hskj.jp/level/ と「筆記1級について」〜「筆記6級について」 https://www.hskj.jp/level/w_1/ 〜 https://www.hskj.jp/level/w_6/ ― HSK2.0の各級の単語数の目安
  8. 中外语言交流合作中心『HSK考试大纲』(2025年11月発布) https://hsk.cn-bj.ufileos.com/3.0/新版HSK考试大纲1219.pdf ― HSK3.0の級ごとの単語数
  9. Jリサーチ出版「新HSK○級 必ず☆でる単スピードマスター」 1級 https://www.jresearch.co.jp/book/b486634.html 、2級 https://www.jresearch.co.jp/book/b486636.html 、3級 https://www.jresearch.co.jp/book/b492311.html 、4級 https://www.jresearch.co.jp/book/b497245.html 、5級 https://www.jresearch.co.jp/book/b508874.html 、6級 https://www.jresearch.co.jp/book/b527870.html ― 各級の収録語数と構成、準拠する大綱
  10. アスク出版「合格奪取!新HSK1~4級単語トレーニングブック」 https://ask-books.com/978-4-87217-949-1/ 、5級 https://ask-books.com/978-4-86639-068-0/ 、6級 https://www.ask-books.com/978-4-86639-294-3/ ― 収録語数、単語の並べ方、準拠する大綱、音声
  11. 白帝社「音声ダウンロード HSK基本語彙 1級-4級」 https://www.hakuteisha.co.jp/book/b516432.html 、「5級-6級」 https://www.hakuteisha.co.jp/book/b590235.html ― 収録語数と級ごとの内訳、音声
  12. the courage「中国語学習アプリ the courage」 https://courage-lang.com/app/ ― 単語トレーニング「カレタン」の収録語数と基準、学び方
  13. 学参ドットコム「選抜!中国語単語 常用フレーズ編」 https://www.gakusan.com/home/info.php?code=0000010014820 ― 収録語数、音声
  14. 三修社「新装版 中国語イラスト辞典」 https://www.sanshusha.co.jp/np/isbn/9784384061765/ ― 発売日、収録語数
  15. ナツメ社「音声DL版 今すぐ役立つ 中国語の日常基本単語集」 https://www.natsume.co.jp/np/isbn/9784816378584/ ― 発売日、収録語数、音声
  16. Langholic「WordHolic!」 https://www.langholic.com/wordholic ― 機能と対応OS
ABOUT US
松元晴菜中国語学習コーチ
大学時代に中国語を専攻。在学中に大連外国語学院に留学し、トップクラスの成績を収める。卒業後は語学力を武器に国内金融系大手IT企業と世界最大手ITコンサルティングファームにてグローバルプロジェクト管理業務の経験を積んだ後、語学コーチングスクールthe courageコーチとして活躍中。